Mizuha Yamauchi

旅と写真と動物と料理と音楽と…… CXプランナー/ファッションデザイナー

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最近の記事

バーニングマン記録⑥ 砂漠生活のはじまりと、乾いた大地に作れたい焼き屋

砂漠の朝は眩しい。 夜に到着して一夜明け、初めて出会う一面の白い砂と青い空の朝。砂漠といってもブラックロック砂漠は細かい砂に覆われたかっちかちの硬い大地で、よく連想されるアラビアの砂の海のような絵とは全然違う景色。 ブラックロックシティには実はちゃんと住所もある。円弧上に時刻がプロットされていて、さらに円を描く道それぞれの方向に道の名前もついている。私たちが居を構えたのは、下の図でいうと「Walk in Camping Area」のだいたい4:30くらいのところ。このエリア

    • バーニングマン記録⑤ いざBlack Rock Desert

      夜の闇には音楽が鳴り響き、何もない白い大地に胸躍る。この地に来ることができた喜びに、誰もが高揚して踊り出す。 バーニングマン記録5本目は、最寄りの街リノからついにブラックロック砂漠に足を踏み入れるまでの長い1日のお話。 リノからブラックロック砂漠までは地図上で見ると車で3〜4時間程度の場所。通常はおそらくこの通りかもしれないが、バーニングマンの会場に足を踏み入れるのには実はとてつもなく時間がかかる。 ということで、朝日が昇る前に起床して活動開始。最後の買い出しのスーパーに

      • バーニングマン記録④ San Franciscoからキャンピングカー生活スタート

        ③から少し間が空いてしまいましたが4本目。いざ、サンフランシスコに降り立ち、バーニングマンへの旅路がスタート。 バーニングマンの開催地、アメリカのブラックロック砂漠はどこなのか、というと、ネバダ州の北西部(以下の地図の赤いピン)で、国際空港のあるサンフランシスコから車で直行するとしたらだいたい7〜8時間のところ。 最寄りの街はリノ。基本的に街で最後の準備をしていくので、少なくともリノで一泊は必要だ。 今回は、サンフランシスコからリノまでの旅を振り返る。 木材や食料の調

        • バーニングマン記録③ 砂漠生活を乗り切る準備

          食料も水もガソリンもすべて自分たちで持ち込んだもので賄い、ゴミは最小限に抑える。限られた資源をどう使って夏の砂漠で楽しむか… 実は私たちは、キャンピングカーの予約や仕事など諸々の都合によりバーニングマン最終日までは参加できず、終了数日前に引き上げる日程となったのだが、それでもキャンピングカー暮らしは5泊6日。うち4日半は買い出しには当然行けないし、電気や水も満足に使えるか分からない。ある意味非常事態的な状況に自ら進んで飛び込む体験。 そんなバーニングマンに向けて準備したこ

        バーニングマン記録⑥ 砂漠生活のはじまりと、乾いた大地に作れたい焼き屋

          バーニングマン記録② 砂漠で何を提供できるか…行き着いた末の「たい焼き屋」

          最初に言っておくと、何もここまで込み入って取り組まなくてもバーニングマンは楽しめる。バーニングマンに心から参加する気持ちと、自分自身で日々を生きるための準備があれば十分だ。誰かにあげる贈り物を用意したい場合は、ちょっとしたメッセージカードやお土産小物でもいい。バーニングマンでもらった物は小さな物でも特別な思い出になる。 ただ、私たちの場合は、行くと決めたときから何より頭を埋め尽くしていたのが創作物をどうするかということで… 砂漠で生きるための色々な用意については次回話すと

          バーニングマン記録② 砂漠で何を提供できるか…行き着いた末の「たい焼き屋」

          バーニングマン記録① アメリカに行こう砂漠に行こう

          なんとも窮屈な生活が続く今、たびたび思い出してはまた行きたくてたまらない場所がある。 Black Rock City ブラックロックシティ 毎年夏、アメリカ、ネバダ州の砂漠に1週間だけ現れる街のことだ。何もない砂漠に何万人もの人が集い、それぞれが持ち込んだものによって都市ができる。そんなとんでもないスケールのお祭り。 Burning Man バーニングマン 訪れたのはもう2年前の2018年夏。 書こう書こうと思いつつずるずる伸ばしてしまったが、あのドキドキするような

          バーニングマン記録① アメリカに行こう砂漠に行こう