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-映画紹介-「ショーシャンクの空に』 人の心にある誰にも奪えないもの、それは希望!

《乱れ撃ちシネnote vol.147》

「ショーシャンクの空に』 フランク・ダラボン監督 1995年公開  アメリカ

鑑賞日 2023年9月19日 Amazon Prime Video 

【Introduction】
先月はワタクシ的には不発だったけれど宮藤官九郎が企画・監督・脚本の「季節のない街」を観るためにNetflixを解約して一ヶ月だけDisney+を契約したので月内はDisney+独占配信作品から選んで観ている。

前回の「ミセス・ダウト」(1993)の

次に観たのが評判の韓国ドラマ。
23.09.13(15) ☆ 「わずか1000ウォンの弁護士」全12話 キム・ジェヒョン監督 2022年韓国  Disney+
受任料わずか1000ウォン。腕利きの「コスパ最高の弁護士」が無愛想な依頼人たちの心強い味方になる痛快な弁護活動!
という面白そうな作品だけど第一話の15分で途中下車。
ユーモラスな作品は好きだけれど韓国風コミカルな作風は苦手だ。

次に選んだのがシリーズ1がかなり楽しめた韓国ドラマ。
23.09.14(16) ☆ 「秘密の森」シーズン2全16話 パク・ヒョンソク監督 2020年韓国  Netflix
あれ?
シーズン1はあんなに面白かったのに。

今回は今ひとつ乗り切れない。
こちらの体調のせいかな〜、
何が不満なのか自分でも分からない。
大好きなペ・ドゥナがヒロインなのだからそのうち再チャレンジするぞ。

ペ・ドゥナ

お次も韓国ドラマ。
23.09.16(17) ☆「ゴールデンスプーン」全16話 ソン・ヒョヌク監督 2022年韓国  Disney+

貧しい家に生まれた子供が偶然得た「金のスプーン」を使って金持ちの家に生まれた友達と運命を入れ替える人生アドベンチャー物語。
面白い設定なのに物語にのめり込めない。
役者のせい?演出のせい?第二話で途中下車してしまった。

次もまた韓国ドラマ。
23.09.16(18) 「クレイジーラブ」全16話 キム・ジョンヒョン監督 2022年韓国 Disney+
殺人予告を受けた韓国最高の数学講師と余命を宣告された存在感ゼロの秘書のロマンスを描いた作品。

思わず笑っちゃうほど派手でダイナミックな冒頭シーンでつかみはOK。
さて、お手並み拝見だったけれど乗り切れず。
40分で途中下車。

またまた韓国ドラマを。
23.09.18(19) 「ビッグマウス」 監督 2022年韓国 Disney+
口は達者だが勝率10%という三流弁護士がキャリアを一発逆転させるべくある殺人事件を引き受けるがこの事件に関わったことで人生が思いもよらない方向に進んでいく。
生き残るため、家族を守るために天才詐欺師=「ビッグマウス」となり、事件の裏に隠された巨大な陰謀を暴いていく。

これも小賢しいコミカルさがだめ。
30分で途中下車。


矢継ぎ早に韓国ドラマを途中下車してしまうのでしばし韓流から離れてみよう。
以前、Noteでmiumichimiaさんの「1990年代、2000年代、2010年代、それぞれの時代で一番面白いと思う、雨の映画三選」というブログを読んだ

2010:長く続く雨が物語を大きく動かす。

2000:梅雨の季節の6週間の奇跡。

1990:こんなに爽快な雨を見たことない。

というコメントで選ばれた3作品がこれ。
『少年の君』(2019)

『いま、会いにゆきます』(2004)

『ショーシャンクの空に』(1994)

いいですね~ぼくも好きな作品ばかりだ。

一本目の『少年の君』『ソウルメイト〜七月と安生〜』のデレク・ツァン監督の切れ味のいい演出と主演のチョウ・ドンユイが素敵だったので続けざまに同コンビの作品をと観て圧倒された作品。

二本目の『いま、会いにゆきます』は昨年の9月27日竹内結子の三回忌の日にアップした彼女の魅力全開の切ない物語。
竹内結子の代表作。

三本目の『ショーシャンクの空に』を観たのは随分昔のことになるので久しぶりに再見。
23.09.19(20) ☆☆☆ 「ショーシャンクの空に』 フランク・ダラボン監督 1995年 アメリカ
本作はスティーブン・キング作品の映画化で数少ない成功作。
直球すぎるのでちょっと物足りなさを感じたけれどいい作品に変わりはない。

スティーブン・キング原作の映画で圧倒的に楽しめたのは『キャリー』だ。

残念ながら他には『シャイニング』以外のミステリー、ホラー作品はあまり記憶に残ってない。

ミステリーやホラーから離れると『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』が素敵だ。

『ショーシャンクの空に』はキングの中編小説「刑務所のリタ・ヘイワース」ティム・ロビンスモーガン・フリーマン主演で映画化したヒューマン・ドラマ。
長年ショーシャンク刑務所で暮らしている囚人レッドと無実の罪で収監された元銀行副頭取アンディの友情物語。
監督・脚本は本作が長編映画デビューとなったフランク・ダラボン

【物語の概要】
1947年、メイン州にあるショーシャンク刑務所。
銀行の若き副頭取アンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス)は妻と間男を殺した罪で収監されてしまった。
他の囚人たちの誰とも話さなかったアンディが1ヶ月後、“調達係 ”と呼ばれているレッド(モーガン・フリーマン)に、鉱物採集の趣味を復活させたいのでロックハンマーを注文する。
2年後、アンディは監視役のハドレー刑務主任(クランシー・ブラウン)が死んだ弟の遺産相続問題で愚痴をこぼしているのを聞いて解決策を助言し、アンディは仲間たちへのビールを報酬にハドレーに必要な書類作成を申し出る。
無事に取り引きが成立してビールにありつけた囚人たちはアンディに一目置くようになる。
アンディは調達屋のレッドに女優リタ・ヘイワースの大判ポスターを注文した。
ノートン所長(ボブ・ガントン)はアンディを図書係に回した。看守たちの資産運用や税金対策の書類作成をやらせるためだった。

アンディは州議会に図書予算請求の手紙を毎週一通ずつ書き始める。
手紙を書き始めて6年目に200ドルの予算を約束する返事と中古図書が送られてきた。
1963年、図書室の設備は見違えるように充実していた。
ノートン所長は、囚人たちの野外奉仕計画を利用して、地元の土建業者たちからワイロを手に入れ、アンディにその金を“洗濯”させていた。
1965年、コソ泥のトミー(ギル・ベロウズ)が、以前いた刑務所で同じ房にいた男が「アンディの妻と浮気相手を殺した真犯人は俺だ」と話していたと言う。
アンディは20年目にやってきた無罪証明の機会に色めきたって所長に再審請求を求める。
しかしアンディが釈放されてしまうと今まで彼にやらせてきた不正の事実が明らかになるのを恐れた所長はアンディの言い分を無視する。
所長はアンディを懲罰房に入れて考えを改めるように迫るが1ヶ月経ってもアンディは折れないので冤罪証明の鍵を握るトミーを脱走を企てたとして射殺してしまう。
トミーの死から1ヶ月後、
アンディは再び不正経理を行うことを条件に懲罰房から出されるが翌朝の点呼の際、アンディが房から消えていた・・・。

【Trivia & Topics】
*ショーシャンク刑務所。
ショーシャンク刑務所は実在しません。ロケ地として使われたのはオハイオ州立少年厚生施設です。
1990年に非人道的な生活環境を理由に閉鎖され取り壊される予定でしたが映画撮影のために命を長らえ、その後保存委員会に買い取られて博物館として開放されています。
全米で最も呪われた建物で様々なお化け番組でも紹介されています。

*男の友情。
本作は無実の罪で20年間刑務所ですごした銀行の副頭取と、心を改めて更生したことを訴え仮釈放の審査を受け続けて40年間刑務所暮らしを強いられた黒人との友情物語。
感動的なラスト・シーンは涙を誘います。

*原作について。
1982年に出版されたスティーブンキングの作品集『恐怖の四季』(邦題:「ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編」)に収録された96ページの中編「刑務所のリタ・ヘイワース」を監督のフランク・ダラボンが5,000ドルで映画化権を獲得しました。

ちなみに「恐怖の四季」の“秋冬編”には『スタンド・バイ・ミー』が収録されています。

*副頭取はグラマー好き。
20年間拘束されていたアンデイの房のポスターはリタ・ヘイワース→マリリン・モンロー→ラクエル・ウェルチへと歴代のセックス・シンボルのポスターに張り替えられているのが面白いですね。

リタ・ヘイワース
マリリン・モンロー
ラクエル・ウエルチ

【5 star rating】
☆☆☆

(☆印の意味)
☆☆☆☆☆:超お勧めです。
☆☆☆☆:お勧めです。
☆☆☆:楽しめます。
☆☆:駄目でした。
☆:途中下車しました。

【reputation】
Filmarks:☆☆☆☆★ (4.3)

Amazon:☆☆☆☆★

u-next :☆☆☆☆★





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