見出し画像

「自己肯定感が低い」と意識した瞬間のこと

いつのことか定かではないのだが
「自己肯定感が低い」と
自覚した瞬間を覚えている。

それは何かの本を読んでいる時だった。
何の本だったかは思い出せないが
小説などのような創作ではなく
実用書だったと思う。

仕事で落ち込むことがあって
その時読んだ本に
「自己肯定感」が書かれていたのだろう。
働いていたから20代前半あたり。

テンション下がりまくっていた私の
目の前の現実がうまくいかない
もっともらしい理由として
「自己肯定感が低い」が入ってきた。
すっと。


【私は自己肯定感が低い】


すべてのことがそれで説明できる!

そう感じた。
スッキリした爽快感があった。

その本には自己肯定感の低さが原因だと
書かれていたから。



「自己肯定感」という言葉を知る前は
そこに高いも低いもなく
何の意識もなかった。
当たり前だが。

「自己肯定感が低い」という表現に
何かしら魅力を感じたはずだ。
それですべてが解決するという
人生が好転するカギを手に入れた手応え。



この記憶が本当かどうかは怪しい。
記憶とは曖昧なものだから。
思い出したきっかけのカケラから
瞬時に創作してしまった可能性は否定できない。

ただ
人から「あなたは自己肯定感が低いね」と
言われたのが最初ではない。
本から入ってきた。
そこだけはたしかだ。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?