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フランス留学備忘録【語学留学編】à Montpellier



モンペリエでの1年間の語学留学を終え、大学への復学も一息ついたところなので備忘録として渡仏前に感じたポイントを書き残します。
英語圏に比べるとフランス語圏への留学情報は見つけづらいと思うので、読んでくださった方にとって少しでもためになれば幸いです😊

自己紹介

  • 都内の大学で仏文科に在籍しています。

  • 渡仏前に持っていた資格は仏検3級(DELFは受験していませんでした)

  • 留学中にDELF B2取得

<注意>
下記に記しているのは私が留学した際の情報です!(2022~2023)
Etudes en Franceの申請、大使館にビザ申請する場合は必ず公式に発表されている情報をもとに準備してください!

語学留学に関して個人的にポイントだったと思うこと(渡仏前)

(Etudes en Franceにアップしなければならない書類・ビザに必要な書類等はここでは言及しません。Campus Franceやフランス政府のサイト上で申請の手順等を公開しているのでそれに従えば特に問題ないと思います。)

まず、私はエージェントを利用しての留学ではありませんでした。
学生なので200万以上の金額を払っての留学は財政的な事情で厳しかったですし、自分で情報を得ることの重要性が分かったので結果的に仲介なしで留学してよかったと思います。

ただ、どのように学校を選ぶか・渡仏までに具体的に何をすればよいかあやふやだったので、エージェントにより無料で行われているカウンセリングは違う会社で数回お願いしました。おすすめの都市・留学までの流れ等を質問できたのでメリットは大きかったと思います。
しかし、私はパリなどの大きな都市ではなく地方都市に留学したかった(モンペリエも小さな都市ではないですが)ため、その旨を相談すると「コロナもあってパリ・リヨン以外に留学している人がいない(少ない)ため情報がありません」と言われました😥私が色々質問したので面倒くさくなったのか、本当に情報がないのかはわかりませんが、この対応で財政面以上にエージェントの利用に二の足を踏みました…

前置きが長くなりましたが、以下私が感じたポイントです。

〇「何事も早く始める」

「申請が遅くなってしまいビザが間に合わなかった」という話はネット上でもよく見かけます。早めに始めて損は全くありません。留学したいと思ったら期日を調べる・必要であればエージェントとのアポを取るなどすぐ行動に移すことをお勧めします。(実際私も当初予定していた渡仏時期(2022年1月)の1年前にエージェントに話しを聞きに行きました。結局通っている大学がコロナの影響で留学を許可していなかったため計画は後ろ倒しになりましたが…)

私が選んだ学校は大学付属の語学学校なので、9月or1月に入学する必要があります。私は9月入学を選んだため、3月末ごろ~4月ごろに受付が開始されました。その後のタイムスケジュールは、4月中に申請→5月半ばにCampus Franceで面接→6月上旬ごろ大使館に申請→7月上旬にビザ発行→8月下旬渡仏でした。

語学留学でフランスに行く場合は、campus franceの面接は心配しなくて大丈夫です。基本的に日本語で行われますし、最後に年齢・フランスでどこに行きたいかなどを簡単にフランス語で聞かれるだけです。ここで答えられなかったとしても、それが悪い評価につながることはないと思います、

campus franceでの手続きが終わったら、大使館での手続きが待ってます。6月でも大使館の予約は早くても2週間後にしか空きがなかった記憶があります。
9月渡航予定の人たちで夏ごろは本当に混むので、渡航前に大使館の予約が取れないなどにならないようお気を付けください🙇‍♂️
(Campus Franceも大使館も国の機関ですので、対応が速いわけではないということを念頭に動きましょう!大使館は電話番号をサイトにのせていないので何かわからないことはメールで聞く必要があります。返信は2~3営業日くらいかかりますし、場合によっては返信してくれないです。9月渡航に向けて夏頃に混むのはもちろんですが、年明け渡航の方も、Noëlで12月下旬はずっと休みですのでご注意ください。)

〇【受け入れ許可証の原本】

語学留学の際は、まず行きたい学校に申請する(私の場合はオンラインでできました)→学校側が受け入れ許可証を送ってくれる→Etudes en Franceで申請→振込→Campus Franceで面接→大使館でビザ申請 というのが大まかな流れです。
この受け入れ許可証がないと始まらないのですが、これがメールにpdfとして添付されて送られてきました。これを印刷してcampus franceに面接当日持参しても原本とはみなされません!!!!
この場合は、語学学校側に「この許可証こちらのCampus Franceのメールに送ってください」と連絡して対応してもらう必要があります。語学学校の人も慣れているのか連絡したらすぐやってくれました。

これを対応してもらうと面接の際許可証は特に見せる必要はありませんでした。
(Campus Franceにメールを送ってもらっても万が一迷惑メールになってしまう可能性があるので不安な方はCampus Franceに確認の連絡しても良いと思います。私も念のためメールし、「届いてますよ〜」と返信もらえました)

〇志望動機について

どの留学形態でも志望動機は必須です。字数制限があるので伝えたいことすべてを書ききるのは難しいです。
その中で重要になってくるのは、「本当に勉強のためにフランスに行くのか」「日本へ帰国する意思があるのか」の2点だと思います。

「本当に勉強のためにフランスに行くのか」というのは「フランスで働くことが主眼になっていない?」ということです。
学生ビザを申請しているのに「働きたい!!」と動機の中に前面に書いてしまうと「目的が異なる」としてビザが却下される可能性があります。
・なぜフランス語を勉強したいのか?
・留学中に学習面での目標はあるか?
などの観点で書けると良いと思います。私は「仏文科に在籍していて卒業論文を執筆するためにフランス語の理解を深めたい。そのために留学中はDELF B2の取得を目標に勉強したい」という旨を書きました。

2つ目は「帰国の意思」があるかどうかです。以前よりもビザ申請が厳しくなったらしく、フランス側もビザを許可後に長居させたくないので、「(たとえ迷っていたとしても)学校が終わったら帰国します!」というのを書いた方が良いと思います。
私は「帰国して卒論を書いて日本の企業に就職します」と書きました。

純粋にフランス語を勉強したい!という気持ちを伝えられるように動機が書けると良いと思います!

おわりに

自分一人で全て申請するとなるとわからない部分が出てきたり、全責任が自分にあるので不安なことも多いと思います。
逆に言えば、申請が済み無事渡仏できたら、それらの経験は大きな財産となりますし、浮いたお金分を旅行やフランスでやりたいことにつぎ込めると思います!!実際私も留学中に15都市以上旅行できました!

また時間ができたら他にも投稿できたらなと思います。読んでくださりありがとうございました🌟




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