人生楽しんだもん勝ち✌️

「人生楽しんだもん勝ち✌️」という文句がある。これは特定の人種の若者がよくSNSのプロフィールに書いている言葉でもある。人生に勝敗などないと思うが、せっかく生きるならより楽しんだ方が良いという点では賛同できる。
そこで、人生をより楽しむために必要だと思っていることについての個人的な考えを書いてみたい。

世の中には様々な楽しみがある。自分が好きな分野の勉強や仕事、スポーツ、お酒、旅行、ゲーム、読書、芸術鑑賞等々、書き出すときりがない。
最近はワールドカップでNewsやSNSが盛り上がっていた。
しかし、自分はサッカーは経験者でもないし、ルールもあんまりわからない。ワールドカップを画面上で観戦したときは、ボールが相手ゴールに近づいたら心の中で「おー」と盛り上がり、ゴールを外したら「あー」となる、この繰り返しである。これでも普通に楽しいのだが、サルでもできる楽しみ方である。
でももし自分がサッカーに関する知識や経験が豊富であったらどのように楽しんでいただろうか。
おそらく、こんな表面的な楽しみ方ではなく、もっと奥行きのある楽しみ方ができていたかもしれない。例えば、選手の動きやパスやドリブル、シュートの技術から学んだり、自身の経験と紐づけてもっと楽しめていたかもしれない。
休日に美術館に行くときだって、西洋美術史や建築、作品に関する知識があった方がより楽しめるし、バーに行くときは、お酒の歴史や文化、銘柄等を知っていた方が多分楽しめる。
つまり、知識を身に付け、様々な経験することで、物事を多角的な視点で、より深く、高い次元で楽しめるようになるのではないかということである。

「人生楽しんだもん勝ち✌️」という若者にこそ、一番必要なのは幅広い学び(様々な知識)なのではないだろうか。