現代語訳『山家集』(929)

【 原文 】
もろともに散る言の葉をかくほどにやがても袖のそほちぬるかな (929)

【 現代語訳 】
残りわずかな天命とともに失われてゆく言葉を、必死に書き残すわたしの袖は涙で濡れていた。


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