見出し画像

教育学者になりたい!?

教師になるためにはどうしたらいいかなあと、
ぽちぽちネットを検索していた頃。
だいたい免許をとるには3つぐらいの方法があることがわかった。

母校の科目別履修生になる

特に試験は入らない。仕事をやめてフリーターになり、母校の大学の科目別履修生に登録し、免許申請に足りてない科目を集める。
母校の場合教職課程を履修するには卒業生であることが必須だけど、この点もクリア。なにより母校には附属校があり、附属校での教育実習を推奨してる。個人的には附属校にいけるとありがたい。

通信制大学で教職課程の単位を集める

このパターン、回り(職場の人)にも進められるのだが、進めてきた人は、仕事をやめずに済むと思っていた。
実際には、私は中学(高校も)の免許をとりたいので、1週間の介護実習と3週間の教育実習を考えると、今の仕事をやめないと無理かなと思う。
介護実習に行くギリギリまでは働けるという点ではこのプランはいいんだけど。うーん、1週間なら有給をとれるかもしれないが、今の仕事をやめる前提の理由の休暇を許してもらえるか?というと無理だなと。ちなみにわたしの職場に盆暮れ以外に2日以上連続で有給とる人はほぼいない。(しかも有給にほんとは理由はいらないはずだけど、今の職場は細かく言う風潮だ。)
ていうか、介護実習は公務員の兼業禁止規定にはひっかからないんだろうか。ボランティア活動と同じ扱いでいいんだよね。
仕事をやめたとしても通信ならバイトはしやすいかな。

3年次編入学、学士入学

教育学部の編入試験を受けて、大学の3年生からやりなおすパターン。3年次編入学は短大卒の人や別の大学の二年生から転校してくる人が多いけど、別に大卒でも編入してかまわない。
ちなみに、既に大学を卒業している人のみ(学士入学という)を募集している大学(京都大学など)もある。
このパターンいい所は、正規の学生になるから、年金の猶予が使えるところと、教育学の学位がもらえるところかな。(学士二つの意味を聞かれても困るが)デメリットは、フルタイムの学生なのでお金がかかるのと、入試を突破しないといけない。
ちなみに、私は学部が文学部だったので、教育学部の大学院には入れず(多分)。

この一年私は3年次編入に心が傾き、あちこち教員養成系の大学のホームページを見ていた。
(ちなみに、お金がないので国立大しか考えていない。3年次編入は国立の大学院にいくのと同じぐらいの金額がかかる。)
しかし、しっくり来ない。募集がかかっているのは小学校の先生になるコースだったりするし。

私は教師になりたいんだろうか…?
それなら科目別履修生でいいのに、なぜわざわざ教育学部編入なんだ?

それはやっぱり、教育学の勉強がしたいからなんだろうな、と気づく。
最近、毒親というものを教育学から分析してみたいと思っている。(教育社会学、家族社会学になるのか?)
毒親育ちの進路形成。なぜ毒親が生まれるのか。毒親に行政や学校はどう対処すればいいのか。毒親とジェンダー。エトセトラ。

また、女子教育&地方と都会の教育格差にも興味がある。女子大はどんどんなくなっているけど、果たして役目を終えたのか?
(ちなみに私は女性であるが、社会に出たら、職場に自分より上の世代の女性がぜんぜんいなくて愕然とした。21世紀に入っても、女性が面接に来たら落としてたらしい。これについては詳しくはまた別の機会に譲る。)
地方の子どもたちにも教育の機会均等を与えるにはどうしたらいいのか?(私は地方出身だが、これはもう純粋に、高校までの学校の選択肢が少ない。県庁所在地だから比較的マシとはいえ。さらに、大学に至っては通える範囲に一校か二校だけ。かといって県外に進学すれば一人暮らしの費用がかかるし。田舎に生まれた時点で、若干人生の選択肢が狭まるのどうにかならないかなあ。)

これまでの人生経験で感じたことから生まれたいろんなテーマが頭のなかをぐーるぐる。
これ、全部教育学(あるいは社会学?)のテーマにできるんじゃね!?
という思いつきから、突如、教育学者になるという進路を思い付く。もとより私は、教師にはこだわらず、広く教育関係の仕事を探していた。
いやいやまてよ、文系の研究者は茨の道なんだった…。
教育学の研究をできる大学で、教員免許もとろうか。あわよくば、教育学者と教師、両方なれんかね…。働いたり大学に戻ったりを繰り返すキャリア…。

ぼんやり高校生の時もそんなことを聞いたことがあったので覚えていたのだが、調べたところ、やはり教育学系の(教員養成ではない)教育学部があるところは、旧帝大ばかりらしい。(広島大は昔は教育学部と学校教育学部があったような。)

旧帝大の教育学部編入を目指すのか?
続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?