個人出版ビジネス書マーケット『ビズケット』を初開催しました
個人出版ビジネス書マーケット『ビズケット』を2019年9月28日(土)、浅草の台東館で初開催しました。
誤解を恐れず、すごーくわかりやすく説明すると、
漫画の同人誌即売会「コミケ」のビジネス書版、です。
仕事や生活で培ったノウハウやスキルを、各自がうすい冊子にして、それぞれのブースで、値段を付けて、販売しました。
いわば、「ビジネスマンの文化祭」です。
僕も「水の(ような)書店」としてブースを出展し、
・サードウェーブ・パブリッシング 〜ビズケットが拓く
出版の未来〜
・ゆるグローバル 〜世界で戦わない人材になる方法〜
・みんなのノウハウ
の三冊を頒布してみました。
■「既存の出版流通」の問題点の解決策としても
ビジネス書だからといって、200ページもないといけないわけはなく、むしろ、必要な情報が得られるなら、8ページでも十分価値があるはずです。
こうした取り組みは、出版界の行き詰まり感は、「既存の出版流通」の制度疲労だと思う で記した問題点の一つの解決策にもなりうると考えています。
制度疲労を起こしている「既存の出版流通」以外に、
本の新しい流通を作る、
というのは、本の未来を創っていくうえで極めて大事なことです。
私が普段、仕事の軸足をウェブとビジネスに置いているからこそ感じてきた「紙の本は、むしろ、これからこそ面白くなっていく」という思いは確信に変わりました。
ここから、さらに現実にしていける、
そんな実感を持つことができました。
こういうことを書くと、「書店をないがしろにするのか」なんてことを言う人がいるのですが、見当違いです。
現状の書店流通網が衰退していくことは残念ながら避けられない以上、他の流通手段を持っておかないと、出版業界はブラツトフォーマーの言いなりにならざるえない状況に陥ります。
それこそ書店を苦しめることになります。
流通の多様性は長期的にはむしろ、書店にプラスになるのです。
★よかったら、こちらの記事「『ビズケット』(個人出版ビジネス書マーケット)に可能性を感じる理由」も読んでみてください。
■ビズケットは進化していく
前例のない取り組みだけに、課題山積みの一日でしたが、
たくさんの方々にお力添えいただけて、とても有意義なイベントになりました。
来年も実施する予定です。
僕はすでに「次のかたち」が見えています。今回の課題は軽々とクリアしていく姿をお見せできると思います。
これからどんどん進化していく「ビズケット」を期待していてください!
↑ デイリーポータルZの林さんにも出展してもらいました。
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