見出し画像

『Transcendent Express』Cuebicle

2021年12月11日(土)14時開演
@上野ストアハウス
¥3,800(前半割・前売)

お初の団体さんと思ったら、これが旗揚げだそう。王子(佐野功)のご出演とあって拝見。
キャストにかじもん(鍛治本大樹)も。
しがないアルバイト主婦なので、ここはお得な前半割を利用。チケットの販売もライブポケットで手数料無しなのが有難い。
いつもなら空いてる平日を利用するんだけど、前半割でスケジュールが合うのが土曜の昼のみ。混んでるかなと身構えたらいい席が残っていたので購入した。が・・・当日入場してみたら半分ほどが空席で拍子抜け。え、なんでこんなに空いてるの? かじもん出てるのに。

<Story>
上野発札幌行き臨時"婚活"寝台特急「ニューあけぼの号」
発車いたします──
強烈な頭痛を抑えるため鎮痛剤を乱用する立花千作は、副作用により時折現れる幻覚に心惑わされていた。夢か現実か幻覚なのか判別もつかぬまま、列車のベッドで昔別れた女の影を見る。

良い女を得るために『共同戦線』を持ちかける中條廉太郎とともに、婚活列車のプログラムに合わせて女性と面会を重ねる千作。
手頃とも思える女、小さな妥協で結べる絆、これまでにない知見をもたらす愉しい女性。様々な候補者との会話を繰り返しながら千作は、自らの結婚できない、結婚しない理由と向き合っていく。ともすればこのまま平凡な結婚を選んだかもしれない。秋田から乗り込む新たな候補者が、昔の女と瓜二つでさえなければ。

消えたはずの恋慕に焦がれ、中條の安い挑発、押し寄せる幻覚。加えて婚活主催者の暗躍、何より女たちの目論見までもが千作の前で交差する。
<結婚>に囚われた男を追う、サイコサスペンス&ロードムービーロマンス劇(公式サイト https://www.transcendentex.com/ より)

内容はあらすじ↑の通り。
結局どこまでが妄想なの? この部分は現実? というよく解らんぞ!ってなったが、そこは観る者に委ねる作りなのかな。若干の消化不良感がありつつも、それなりに楽しませてもらったです。うん。
とまあいつものごとく、思ったことを箇条書きにてぽつぽつ出してみる。

・まずは車掌さん! 999の車掌さん?!
・メーテルもいた! ちっこいメーテル!
・車掌さん、声が佳い!
・設定は近未来なのに端々がレトロなのは、そういう流行?
・列車がレトロなのは、まあありがちよね
・中條(佐野)のレトロなツイードのスーツはおしゃれとも言える
・けど、懐中時計の金鎖! ここまでやると「衣装」ぽい
・長いマントの紀藤(小寺)に至ってはすでにコスプレ
・立花(鍛治本)のパンツ丈が短かくてめちゃくちゃ気になった
・しかもあのスーツにあの靴下?と気になりすぎた
・友人によると靴はスニーカーで更に不思議だったとか(なぜ靴に気付かないアタシよ)
・すみません枝葉末節が気になるアタシ

・ストーリーが混沌として解らんのだけど、失恋で心を病んだ立花が精神病院送りを振り切り、元カノ瓜二つの嫁を見つけて(北海道まで延伸された?)シベリア鉄道に乗る、って話であってる?
・もしかして全部が妄想かもだけど
・カンナ(すずき)の身投げは妄想であってほしい。事実なら酷すぎる
・会ったばかりのあやめ(ハマカワ)でなく昔の恋人に縛られていると思うのが普通よね

・かじもん熱演、王子のチャラいキャラもなかなか
・ハマカワ嬢は雰囲気ある美女だし、玲(江益)ちゃんカワイイし
・役者さんは皆さん良かった

・しかしこの作品、ラストシーンでかかる大瀧詠一に全て持っていかれた
・アタシにとっては80年代の香りとパームツリーのイメージ
・なのでラストで一瞬???となりつつ口の中で歌った(歌詞覚えてた)

本当に申し訳ないけど、“さらばシベリア鉄道”は思い出が鮮やかすぎる・・・
曲がかかった瞬間、クラスメイトと歌詞カード見て「近視?!」と爆笑した放課後の教室にアタシはいた。
ともあれ。
90分ちょっと、時間の割にたっぷりな感じでたのしみました。

この記事が参加している募集

#note感想文

10,645件

#舞台感想

5,919件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?