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ひずみの大きさ

2月の半ばからほぼテレビをつけていなくて私が自分でテレビをつけたのは4月の半ばから終わりにかけてのどこかだったと思う。音楽やテレビ、読書や娯楽を楽しむことが出来ない時期があった。
その人の人生の分岐点や生活の中で元気を与えるものだと信じてたエンターテイメントの全てを受け入れられなくなった。

鬱の怖さは4月までも感じたけど、薬を飲み始めてよくなり始めた辺り、自意識が少し戻りかけたあたりからかな、凄く怖くなって。だから何も考えたくないから難しいものは見れないけど、まず鬱の漫画を隈無く読んだ。自分の病気がどういうものなのかを知りたかった。
無知にだけはなりたくなくて、でも活字は入ってこない。
だから漫画ならとありとあらゆる漫画を携帯で読んだ。
それからGW辺りになって本を読めるようになった。
山中湖に本を持って行ってやっと活字が読めるようになったことが嬉しかったけどまだドラマは見れてなかった。
その後からかな、悪女(ntv水曜夜10時)をたまたま見て爽快としていてドラマを見れるようになった喜びを感じた。映画や御涙頂戴作品はまだ見れない。

あえて自分の感情を揺らがせたくない思いがあり、そういうドラマだけピックアップして見てる。悪女は漫画も面白くて、それをこんな形でドラマ化したことが凄い。

やんごとなき一族も、まさにコント。長男の嫁がとにかく好き。ドラマが私の生活に戻ったことがとにかく嬉しいけど、自分の仕事にはまだ復帰できない。その理由はわかる。ブログは書けても創作は出来ない。
2月半から一気に1文字も書けなくなり、パソコンを開くのも嫌でそれを克服したのもGW辺りだと思う。

ちゃんと順番があり色んなことを生活の中に戻していたらあっという間に5月が終わった。
でもこの5月の間に薬を少なくして、脱薬をした。
やばくなったらリスパダールもまだお世話にはなっていない。これでも毎日意識をして頑張ってるつもりでね、実はこの3日間丸々寝ていて起きて少し何か口にしてまた寝るを繰り返してたらほぼ19時間、20時間は寝ていて。
お腹は空かないけど、参鶏湯だけウーバーイーツして食べたりして。体重は落ちていくし眠いし予定を入れていてもこなせないほど眠い動けない感じだった(カウンセリングも受けれない程眠ってた)
先週の疲れとかそんなんじゃなくて、寝ることで現実から逃げたい気持ちがあって過眠してた感じ。
それじゃ駄目だと思って明日はピラティスに行ってこようと思います、+カウンセリングも。

こうやって治りかけ、ふとした時が危ないんだと頭に叩き込んでるけど私は逃げずに向き合いたいと思います。
痛みは嫌いだけど辛いけど、逃げるのは嫌だから。
誰かに自分を壊されたというより、自分で壊れたと思っていて。だからその責任は自分にあるから。
逃げたくない。笑われてもいいけど、それでも必死に頑張ってることをここのブログだけには書いていいのかなと。

写真は漫画の悪女から。
恋愛だけじゃなく自分の人生にとって真剣だったものが消えた時のひずみの大きさはきっと今よりこれからもっと感じるんだろう。書けなくなった自分を私はどれだけ許せるんだろう。人を愛すことも、しばらくはとても出来ないけど、このひずみの大きさに耐えられるのかなと思う今日この頃です。多分本当に人生初の大きさだからこそ苦しい。

そんな人生、こんな人生です。

おやすみなさい。

This is the beginning of a beautiful friendship.”(カサブランカ、1942年) これが友情の始まりだな!