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陽キャでイケてる若者カップルや集団であふれかえっていた、花火大会の日の鎌倉の町は地獄のような光景だった

先日私が働いている鎌倉の由比ヶ浜で花火大会がありました。

その日は平日で午前中は比較的暇で、来店する多くは外国人のお客さんだけだったのですが、午後3時を過ぎたあたりから花火大会見物予定らしき若者たちが少しずつ増えてきました。

そして午後5時頃には海岸で花火を見に行く前に八幡宮でお参りをする若者たちで町はごったがえしており、思わず「この日に出勤日であってほしくなかったな」と心の中で呟いていました。

もうその光景がね、この最近心がお疲れ気味な陰キャの中年女子の私には刺激が強すぎて、眩しすぎて、なんかもうイヤだったのです。

毎年ハロウィンの日に渋谷でバカ騒ぎする陽キャのパリピどもたちも大嫌いだけど、鎌倉に来る陽キャでパリピの若者たちも決して好きではありません。

この花火大会がある日も駅前には何台も警察署のバスみたいな車両が止まっていて、警察官が朝から何人もいらっしゃいました。

とにかく若者ばっかりですから、酒を飲んだりして暴動でも起こされる可能性があるからだったのでしょう。

私が働いている店では物を売るのと同時に、ソフトクリームやドリンクやかき氷も販売しているので、夕方は花火大会前に喉を潤したり、カップルがデートコースの1つとして買っていったりするので、ものすごく忙しかったです。

キラキラな陽キャの若者カップルたちは浴衣を着ている人たちが多かったです。

ふだんからスクールカーストの最上位にいるような若者たちがこの日に一同に会するわけですから、もうみんな自信満々です。

輝いているラブラブな私たちを見て、美男美女でオシャレでイケてる私たちを見て、と言わんばかりにハッピーオーラ全開でほぼ全員が町を練り歩いている姿はある意味モンスターのように見えました。

もう私たちのような内向的なオタク系陰キャにはこの人たちは目の毒であり、何を見せられているのだろう、心の傷をえぐってくるのか?何の罰なのだろう?と思わずにいられません。

おまけにこの日はめちゃくちゃ蒸し暑かったし、忙しいし、疲れるし、でもお客さんだからちゃんと頑張って接客もしたしドリンクもソフトもかき氷も作りました。

閉店10分前だと言うのに、店じまいの準備をしているのに、それでもソフトやドリンクを買いに店に入ってくるし、イライラする場面もたくさんありました。

やっとこさ閉店ガラガラをし、終業作業をして帰宅の途につくのですが、夜の6時半過ぎにはもう人だかりで駅の周りがすごいことになっていて、駅の改札に入るにも混んでいたし、駅のホームに上がり自分が乗る予定の電車が到着したのですが、すごかったです。

若者や外人で電車の箱がびっしり、すし詰め状態になっていました。

地獄のような光景でした。

そして電車のすべてのドアが開いたと同時に、一斉に中の乗客がドドドドと流れ出るように降りてきたときはなんだか恐ろしさを感じました。

とにかく早く鎌倉の町を離れたいという気持ちになっていました。

別に若者自体はいいんです。むしろ年上の人たちは応援してサポートするべきだと本気で考えています。

しかし自分が仕事をしている鎌倉に来る若者たちは好きではないんです。

渋谷とかに群がる人たちも苦手だと思います。

陰キャでHSPの自分にとっては別の世界の人間だなと分断した気持ちになって、心が寂しく感じるからなのかなとも思います。

本当のところ、彼らのようなリア充の若者たちはいい人たちが多いですし、マナーだって悪くありません。

でも何て言えばいいのでしょうかね、嫉妬とか羨望とか失われた時間を悔いてしまうとか、そんなようなつまらない観念が出てきてしまうだけなんですね。

いくつになってもまだまだ修行が足りません。

自己中心的に世界を捉えているからこのような感覚が浮かび上がってくるのです。

これからも少しはまともな人間になれるように精進してまいります。


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