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14の頃の後悔が今でもチクンチクンと胸を刺すんだ



みゆです。

9月に入りましたね。
台風のせいか、雨がひどく降り、なんだか肌寒くなっちゃいました。

以前、有料記事を書きましたが、あの辺りから度々インナーチャイルドという言葉が入るようになりました。ここ数日、なぜかインナーチャイルドの記事を読んだりしていました。そのせいなのか、昨日の朝から蓋をしていたコンプレックスが顔を出しました。気づいているけど、気にしないようにしていた感情。

コンプレックス、私には「友達よりも背が高い」「目が奥二重」なんていうものがありました。身長は、今は背が高くてもいいと思っています。目も20歳はたちになる頃には自然と二重になりました。

本当は今も根強く残っているコンプレックス。それは「自分の意見が言えない」、それと「学歴」というか自分には知識が無いという事。その2つはどちらも中3の時、14歳だった頃に始まった話です。

それは、私にとって初めての挫折になるのかもしれません。

まず、自分の意見が言えない事。

私には、その頃好きな子がいたんです。同じ部活の男子部だった子。あまり話した事はなかったけど、なぜかよく目が合うようなそんな感じの子。
私の友達が、その子が好きだと言ってきました。でも、私も好きだという事は、友達も知っていました。友達とその子は同じクラスで接点がありました。

そのうち、友達とその子は付き合うみたいな感じになりました。私は、友達に「どう思う?」って聞かれた時に嫌だと言えずに「いいんじゃない」としか言えませんでした。

嫌と言ったら何かが変わったのかどうかは分かりません。だけど、もしかしたら、変わっていたのかもしれないなぁって。なんで嫌って言えなかったんだろう。自分の意見を引っ込めてしまったんだろう。

学歴の事は結構根深いかもしれません。

私の成績は大体、上の下から中の上くらいでした。400人中の上から3分の1位の立ち位置。
私には行きたい高校がありました。そこは地域で2番手の高校です。
志望校を決める三者面談の時、私はその高校に行きたいと言いました。だけど、担任の先生は「受けてもいいけど、ちょっと厳しいかも。ランクを落とせば余裕があるよ」と言いました。

先生と母が話しているのを聞いていると、どうやら2人は私に志望校を下げさせたいようでした。私は空気を読んでしまい、志望校のランクを下げる事に同意したのでした。

3番手の高校は2校あり、どちらにするかとなった時、母が「家から近い方がいいんじゃない」なんていうので、私はその近い方の高校でいいよって言ってしまうのです。
正直、その高校を受けることは全くの予想外でした。受けようなんて思った事もありませんでした。どちらかといえば、遠い方の高校の方が行く可能性もあるかも、なんて思っていたくらいでした。

その時、私は「どうしても2番手の高校を受けたい」と突っぱねていたら良かったのかもしれません。もしくは「遠い方の高校の方がいい」とでも言えば良かったのでしょう。だけど、言う事ができませんでした。ここでも自分の意見が言えなかったんです。

受験はうまくいき、無事に合格しました。
だけど、心底行きたいと思っていた訳ではなかったので、嬉しいけど嬉しくないような、おかしな感情だったのを覚えています。

高校生活は、行けば行ったでそれなりに楽しく、新しい友人もできました。勉強もそんなに難しくなく、テストの1週間前くらいからちょこっとやれば結構上位に入れるような、そんな感じでした。

そこの高校は、進学校ではなかったので、卒業後は就職するのがデフォな学校でした(今は進学する子も増えてるみたいです)。なので、選択肢もそんなになく私も就職した訳です。
在学中から、私が行きたかった高校に行った友達から話を聞くたびに、なんとも言えない気持ちになったものでした。

その度に、あの三者面談の日の事が思い出されました。あの時、自分の意見を通していたらどうだっただろうって。もしかしたら受かっていたかもしれないし、落ちたとしてもやり切った後だから後悔しなかったのかなとか、タラレバばかり考えました。

さらに、弟が私の行きたかった高校に行ったというのも、ちょっときつかったです。弟、大学にも行ったし、その後の生活も私とは違うーってモヤモヤとした感情は、しつこいなと思いはしますが今でも持っていたりします。

社会に出たら、自分の学歴や知識の無さはほんとコンプレックスでした。
別に卑屈になっている訳じゃ無いんです。
高校で日商簿記とかたくさん取ったので、それで今もご飯が食べられている訳ですし。
だから、あまり気にしないようにして蓋をしていたんです。

でもね。
リアルの生活でも、ここでも、ちゃんと勉強をして知識を付けてこられた方と接すると、自分との違いがなんだかチクチクと胸に刺さるのです。
それでも、私はそういう博識の方と接するのが好きなんです。自分の知らない事をたくさん知っている方と接するのは、自分の学びになって楽しくてとても刺激を受けます。

そして、そんな事を自分でもあれこれ調べたり、勉強してみたりする様になりました。知らない事を知るのは本当に楽しい事です。
だけどね。
そういう方の引き出しの多さに、つい自分と比べちゃうんですよね。

嫉妬、ではないんです。
だけど、この胸のチクチクはなんだろうと思ったら、それは14の時に蓋をしたあの感情が原因だったのかと。もっというと、それよりもずっと遡った小学生の頃の事があるのかもしれません。

私が言っているのは甘えでしょうね。
勉強をしようと思えば、どんな手を使ってでもできます。けれど、それをしなかったのは自分自身なのですから。

あの三者面談だって、先生も母も不合格になって泣く私を見たくなかったからなのでしょう。それは、子供たちの受験を経験したので今の私なら分かります。それに、私立に行くとなるとお金も掛かるので、経済的な面もありますしね。

私ももう50を過ぎたというのに、今でもこんな事を言うなんてどうかしているのでしょう。そういう事を言う自分を今までは認めたくなかったけれど、受け入れていくしかないのかもしれません。
やっぱり、インナーチャイルドのケアをした方がいいのかもしれませんね。

落とし所をどうするか分からなくなってしまいました。
とりあえず、今のこんな自分でも認めて受け入れる事からでしょうね。そして、自分のできる事をしていくしかないのでしょう。
いつか、自分の中の子供の自分が心から笑える日が来ればいいなと思います。


不本意な受験をした私のその後の話が書かれた創作です。
実話ベースの創作ですよ。

友達と好きな子が被った話をベースにした創作です。
しつこいようですが、創作ですよ、創作。


今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪

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