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文章で感情表現をうまいこと仕上げる立役者& ”かっこつけない”/「読みやすいね」と言ってもらえる文章を書くコツ④|#115

しばしば「読みやすいね」と言っていただけるのが面映ゆくて、自分なりに気にかけてることはあるかな?と振り返りつつ書いているシリーズも4回目。

何回で完結できるのかわかりませんが、最後には1本の大掛かりなnoteにまとめようと”思っては”います。ガンバル!

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連載1回目「区別する/比喩は極少」連載2回目「伝わり度を決める/ペルソナは決めない/固有名詞もりもり」連載3回目「絵本で学ぶ文章のリズム感」番外編「状態(だ・である)で書く?敬体(ですます)で書く?」

* * *

さて今日は「文章中の感情表現で意識していること」を、形式知化してみようかと思います。


文章、つまりテキストベースでの感情表現は、分野によっては不要でしょうし、分野によっては重要ですよね。

「自分が書いている分野には感情表現の入る余地はない」という方はそもそもこの記事を読んでいないと思いますので、ここからは感情表現が必要な分野を書いている方向けという前提で書きます。


ということで、いきなり結論、

|結論|感情表現は素直な言葉で。

私もnoteで感情表現が必要な分野の話を書いています。子育ての気づき、なんて特にそうですね。

テキストベースの感情表現って難しいなぁ、とずっと考えていました。あ、ちなみに「顔文字・絵文字は使わない」条件ですよ。


感情を適切・的確に表現しきるのって、結構難しい。だって、こんなことありません?

✔ そんなに深刻にするつもりはなかったのに、なぜか滅入る読後感
✔ ものすごく嬉しかったのに、斜に構えてしまいイマイチ伝わらない
✔ 大した悩みではないのに、表現が難しくて大した悩みに見えてしまう


私はずっと悩んでいました。それこそうまく表現できない、「ナンダカチガウ」感じ。語彙力・表現力の問題ももちろんありますが、それ以外にも「ナニカアル」感じ……。


-試行錯誤(過程は中略)-


ある日ふと、お告げが降臨。

あ、感嘆詞だ。

つづいてもう一つ、

うん、かっこつけちゃダメだ。

この2つです。

「感嘆詞」と「かっこつけない」が、現時点での「読みやすいと言ってもらえる文章に潜む、私なりの『感情表現の仕方』」です。

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感嘆詞を使う。バリエーションを増やしてみる

「感嘆詞」って、「感動詞」とも言いますが、あれです、『ああ』とか『おお』とか、『ええっ』とか、気持ちが動いたときに思わず口をついて出る言葉たちのことです。

これ、ほんの2~3文字ですが、馬鹿にできません。

感嘆詞(感動詞)」と名付けられている通り、もう感情表現そのもの!気持ちの動きを表現したい箇所に適度に散りばめると、一気に文章が躍動的になったんです。

比べてみてください。

《 例文① 》
今日も本当に空がきれいだ。そうつぶやきながら見上げる私の隣で、娘が「あれ何かな?」と素っ頓狂な声で指さしていた。どうした?
《 例文② 》
あぁ、今日も本当に空がきれいだ。そうつぶやきながら見上げる私の隣で、娘が「ええっ!あれ何かな?」と素っ頓狂な声で指さしていた。?どうした?

ね?

もちろん、好みはありますよ。そして書き手のキャラクターや発信内容との相性もありますよ。

でも「感嘆詞」が入ると文章が動き出しそうな気がするという点は、共感していただけると嬉しいです。

私は「感嘆詞」の存在に気づいてから、意識的に取り入れるようにしてみました。そしてワンパターンにならないように、バリエーションも増やしつつ。

バリエーションの増やし方は簡単ですよ。普段、話し言葉で自分が使っているものをそのまま文字起こしするだけ!

テキストのやり取りだけのTwitterでしばしば「いつも元気だよね」「忙しくても楽しそうだね」なんて言っていただけるのは、感嘆詞の効果は少なからずあると自分では考えています。


そして結論の2つ目。

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かっこつけない。等身大で綴る

分析鋭い文章、繊細な文章、奥行きのある文章、示唆に富む文章……、noteには到底自分には書けないような文章を書く方がゴロゴロ(失礼)います。

あれこれ眺めていると、羨望から真似たくなってきます。
憧れる気持ちは成長の糧、背伸びして練習することは文章力向上に大切なことです。練習しましょう、せっせと練習しましょう。


ただ、憧れの文章を真似て書くことに没頭していたときに、ふと苦しくなった瞬間がありました。

語彙や言い回し、体裁を高めることばかりに意識が集中し、自分を素直に表現できていないのではないかと。背伸びハリボテの文章を一生懸命書いているけれど、これは本当に自分が書きたいこと・自分らしい話なのかと。そんな悩みにぶち当たりました。まあ、ぜいたくな悩みです。

そんな悩みを抱えながら書いていた文章も、まだnoteに残してありてます。

ということで至ったのが、結論②「かっこつけない」です。

かっこつけて書こうとしても、今の自分以上のものは書けないんだな。文章力を高める練習は、それはそれで別にやるとして、自己表現の場として利用しているnoteでは「かっこつけず、自分らしく、等身大で」表現してみよう、そう方の力が抜けた時期がありました。

以来、感嘆詞もますます登場するようになり、伸びやかに書けるようになり、素直に表現が続くようになり、結果的に「読みやすいね」と言っていただけるようになった気がしています。

等身大でイイタイイコトを書く。

これ、文章表現の本質のいいとこを突いてるんじゃないかなと、独り言ちています。

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と言うことで、今日はここまで。

あと2~3書いておきたい「読みやすい文章のコツ」がありますので、そちらを書き上げて連載完結としましょうか。

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