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#1|幼児の《無限「見てみてー!》にトコトン付き合ってわかったこと

3歳位になると、子供に「見てみて期」がやってきます。「見てみて期」、いま名付けましたが、ありますよね。

自分が感知したもの全てを「見てみてー!」と持ってくる、あの時期です。うちの子は今4歳、「見てみてー!」真っ最中です。


ところで「見てみて期」は、大人にとっては正直面倒。20秒おきに声をかけられるので考え事は不可能。しかも毎回「ちゃんと反応すること」を求められる。その対象はドングリや木の棒、虫の死骸や形のさだまらない折り紙、ビンの蓋…。

えっと、私、なんて言えばいいかな?

合コン必勝「さしすせそ」トークが頭をよぎります(余談ですが、「さしすせそ」は子育てにとても有効ですね)。


子供が起きている間ずっと続く「見てみて期」。うーん…面倒だけど、きっととても大事な時期な気はする。

これ、トコトン寄り添ってみたらどうなるんだろう?


子供の「見てみて期」の本当の意義

観察と記憶から着手です。

 ✔ 見てほしがるのはどんなとき?
 ✔ 見てほしがるのはどんなもの?
 ✔  どんな反応を返すと、どんな表情をする?

私が「まともに」相手をしてくれるようになったので、子供はますます張り切って持ってきます。


子供の「見てみてー!」に、深く興味を持って関わるようにしました。

 ✔ どうして「それ」を持ってきたのかな
 ✔ どんなコメントを待ってるのかな
 ✔ 昨日と変わった部分はあるかな

そして気付きました。

子供は認めてもらいたがっている

ということに。


子供は的確に表現する他の言葉をまだ持たないので「見てみてー!」と一つのワードを使いまわしているだけ。決して文字通り「見てほしい」が子供の要求ではない。

子供の脳内では、毎回毎回新しい発見があり、その発見を親(私)とシェアしたくて持ってきている。

子供自身も顕在化させていない「ウォンツ」として、今日の新しい発見を見て、『この発見をできた自分を認めてほしい』という思いが隠れているんだ。

発見でした。

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「見てみて期」に向き合った親にもメリットがある

子供が持ってきたものについて、自分なりのコメントを誠実に返すこと。きっとここに着目してほしいんだろうなと感じた点を、言葉にして伝えること。昨日からの成長を見つけたら、フィードバックし一緒にに喜ぶこと。

「誠実に言葉にしてお返しする」

大人同士の関係では当たり前にやっていることを子供にもやってみたら、効果てきめんでした。

好奇心が広く深くなり、どんどん伸びているように見えます(好奇心については、また後日書きます)。


嬉しいおまけも。
私自身も、子供の成長をよりつぶさに見つけらるようになったという副産物がありました。

-ああ、こんな細かいことも気づくようになったのね。
-自分でこんなことまでできるようになったのね。
-そんなことも知ってたんだ、いつの間に!

忙しい毎日、見過ごしがちな子供の「ちょっとした成長」。
「ちょっとした成長」が、沢山見つけられるようになったのは、本当に嬉しいことでした。

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「見てみて期」を一緒に楽しもう

子供の成長はあっという間だと聞きますが、あっという間だと思います。この前生まれたと思ったのに、もう4歳。ランドセルも他人事ではなくなってきました。

子供が「見てみてー!」と持ってくるそれは、今日だけのものかもしれない。明日には「見てみてー!」と言わなくなるかもしれない。

『今、しっかり向き合うことが大事』

そう教えてくれた「見てみてー!」に感謝しつつ、今日もできる限り付き会おうと思っています。


今日はそんなところです。




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