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#8|子育て「追って良い理想」と「追ってはいけない理想」。

理想の子育て」。
追ってもいいと思います。

いま子育て界隈で多数派となっている論説を真っ向から否定するようですが。
⇒主戦力である母親(というご家庭が多いのが現実)の精神的負担を軽減するために、日ごろの生活は手を抜くべし・思い通りにいかなくて当たり前、という論説。

何事も理想と現実の双方を認識し、ギャップを埋めようと努力することで人は成長するものです。「理想があるから成長できる」とも言えます。

成長の仕組みは普遍であり、子育て領域だけを除外する理由は見当たらないと思います。

ただし。
注意しないといけないのは、理想にも「追ってよいもの」と「追ってはいけないもの」があるということ。


子育てにおいて「追ってはいけない理想」

理想を追う対象を『子ども』にするのはいけません。具体的には以下のような例ですね。

○歳だから、××はできているべきだ
○○ちゃんはできていて、うちの子ができていないのはおかしい
お兄ちゃん/おねえちゃんなんだから、~~しなさい

子育て情報に振り回されたり、周りと比べたり、親の都合いい姿を押し付けたり。これは子供を追いつめるだけです。
子どもには子どもの個性があり、資質があり、成長ペースがある。周囲の働きかけではどうしようもないことも多いんです。

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「追っても良い理想」もある

自分の在り方や親としての関わり方。これは自分で努力ができる点です。それなら理想を追っても良いだろうと思っています。

いつもすぐ怒ってしまうから、アンガーマネジメントを学んでみる。
効率的な片づけ法を検索し、導入してみる。
子どもとの時間を確保するため、時短家事に挑戦する。

ありたい姿と、現実の自分とのギャップを埋める方法は何だろう?どうすれは理想に近づけるんだろう?
取り組みの主体が自分なので、現実的に実践可能だからです。

ただし注意が一つ。

理想通りにできなかったときに、自分を責めてはいけません。実践の主体が自分とはいえ、子育てカテゴリの話である以上、必ず子供が関わってきます。先ほど外部の働きかけではどうしようもない面が多いと書いた、その子どもです。

自分以外の人間の関りと言う要素が介在する以上、うまくいかなくて当然だと思っておいてちょうどいいんです。

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変えられるのは「自分と未来」だけ

過去と他人は変えられません。我が子だって、立派な別の人間です。

無理な事柄にもがくより、可能な領域で可能な努力を重ねた方が効率が良いと思うのです。

子どもに対しては理想を追わない、押し付けない。
自分に対しては努力可能な範囲で、理想を追っても良い。

この区別が、あまりみかけませんが大事だなと思ったので、書いておきます。

今日はそんなところです。


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