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不倫、整形、自己破産、余命1年の宣告...元天才女流棋士・林葉直子さんの人生から学ぶこと

こんにちわ♪ 古賀未結希(こがみゆき)です。

林葉直子さんをご存じでしょうか??? わたしが中学生位の頃に大活躍棋士、小説家で今年53歳になられます。(画像:TV-TOKYOより)

現代で将棋界で活躍しているのは藤井聡太さんですよね。将棋ファンならずとも気になる存在だが、1980年代から90年代にかけて話題をさらっていたのは「将棋界のアイドル」林葉直子さんでした。

🔶順風満帆に見えた人生

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5歳の時に将棋を覚え、小学5年生の時にプロ入りを勧められ、小学6年生で奨励会に入会、史上最年少の14歳3カ月で女流王将を戴冠し、10連覇。さらにモデル並みの美しさで、新聞、テレビ、週刊誌などのメディアに多数出演されてました。

しかも小説も書かれていて『とんでもポリス』シリーズは現役棋士時代に18冊発刊したベストセラーになりました。他にも全部で40冊以上の小説を書いていてしかも内容がちょっと大人のエロさ(笑)を醸し出していて私も学生時代ながらドキドキして読んでいたのを覚えています。

🔶努力の量と収入が比例しない??! 

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プロ棋士時代のギャラだが、男性棋士と違い「保険は入れず、対局料は2万円。それが月に2回くらいしかなかった」らしく優勝賞金も30万円。「男性だったら(タイトル料は)当時4000~5000万円」だったので格差の違いは大きかったようです。

対局だけでは食べていけなかった林葉さんはは、一般人と将棋を指すイベントで1回5万円、さらにCM出演では出演料が1本500万円だったのでと対局以外で収入のほうが高額でした。

あまりにも対局料が安いし、理事の先生に怒られたりして、ずっとこれを続けなきゃいけないのかと思うと疑問の覚え1995年に27歳で棋士を引退します。

引退後から人生は急転。1998年、林葉が30歳のときに男性棋士との不倫が発覚し、連日ワイドショーで取り上げられるようになりました。

🔶人生の転機ヘアヌード写真集発売

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ヘアヌード写真集を発売。将棋雑誌の記者だった知人から「300万円ないと廃刊になる」と相談を受け、「私が300万円を返してあげなきゃ」と思い800万円の写真集のオファーを受け、300万円を無償で渡したそう。写真集は大ヒットを記録。30代でヘアヌードをテーマにした2冊目の写真集も発売されるが、望んでいた内容とは違い「毛だらけの写真集」だったそう。「毛だらけだったので日本に帰れずにアメリカに1年いて。3ヵ月おきにいろんな国に行ったらお金がなくなった(笑)」と、写真集のギャラは海外旅行に使い果たしたそうです。

帰国後、3冊目の撮影をすることとなり「(過去2冊と)変わっていた方がいいかな」と高須クリニックで豊胸手術を。BカップからFカップにした手術費用は、なんと200万円。

🔶1億の借金を抱えることに

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そんな林葉さんですがが借金1億円を抱えるハメになってしまいます。棋士時代から父親に貯金通帳と印鑑を預けていたが、その父が勝手にマンションや車を購入したり、女遊びで散財。さらに父から3000万円の家がほしいと言われて、林葉さんの名義で購入するが、何と父が買っていたのは1億以上の家で、父の死後、残りのローンを林葉が背負うことになってしまいます。

 この間、亡くなった父親が残した借金が原因で、9800万円で建てた共同名義の自宅が差し押さえられ、06年に自己破産。精神的にも追い詰められてしまいます。

🔶余命1年の宣告「重度のアルコール性肝硬変」

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今から18年前に林葉さんは『重度のアルコール性肝硬変』って診断されました。女性のγ-GTPの平常値が30前後のところ、1200IU/L超もあったのでかなり限界値を超えています。その後13年には肝機能がグレードCまで低下。「余命1年」と宣告されたこともあったそうです。

体重は現在40キロほどでグレードAまで戻ってきているとのことです。5年前の一番体調が悪い時は37キロだったので少しは回復していますね。

 アルコールに溺れたのは、98年に大きな話題となった中原誠・永世名人との不倫騒動の直後。もともと「ビールは水」と公言するほどの酒豪だったが、憂さ晴らしのため毎晩、ウイスキーを1本空けるのが日課となっていたのでストレスから来るものが大きかったのではないでしょうか。

🔶もっと将棋を一生懸命やっておけばよかった

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もうダメかもって思い詰め、遺作のつもりで書いたのが、14年2月に出版した『遺言―最後の食卓』という小説でした。

 その頃から心機一転。酒をキッパリやめ、処方薬をきちんと服用するとともに塩分を徹底して排除する食事療法にしています。食事に関しても刺し身を食べるのも、醤油ではなく「リンゴ酢と黒酢、それに蜂蜜を混ぜた」林葉流特製酢。「納豆は付属のタレだと塩分が濃いので減塩ケチャップをかけ、キャベツの千切りがご飯代わり」という徹底ぶりです。健康にも配慮されていますね。

「もっと将棋を一生懸命やっておけばよかったかな」というセリフがすごく印象的でした。素敵な美貌も持っていて稼いだお金もある。。しかし目の前の快楽を優先した結果、打ち込むものを失くす、健康を失う、周りの大切な人によって裏切られ多額の借金を背負うことになりました。

目の前の快楽に溺れるのは誰にでもできるかもしれませんが1つのことを目指す極みを失わずに進んでいたら手に入ったものが違っていたかもしれません。人生の先輩の経験から学びより最高の人生にしていきたいとおもいます。


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