楽に生きるためならがんばれる
今日は、こんな話をしてみようと思う。
私は、楽になことが大好き。
がんばることができない。
それはもう、ちびまる子ちゃん並みなのだ。
「えーー、面倒くさいーーー」
なんて言葉は日常茶飯事だし、
体力がないからすぐ疲れる。
お腹が空いたら、省エネモードだし、
ロングスリーパーでいつだって寝ていたい。
なのに不思議なことに、周りからは全く正反対の評価をもらう。
「いつも忙しいでしょ」
「体力あるよね」
「行動力があってエネルギッシュだよね」
私の好きな言葉に、小田桐あさぎさんの「人生は逃げてなんぼ」というものがあるのだけど、これは私のスローガンにしたいくらい、嫌なことから逃げて逃げて逃げまくる人生を送ってきた。だけど、そのための行動も、他人の目には「チャンレンジ」に映るらしい。
この、私の感じている体感と、人から見た私のイメージには、大きなギャップがあって、いつもそれが不思議だった。だけど、これは、私が、嫌なことから逃げまくった結果、強みを活かした生き方が出来ていたということに他ならないと、最近気がついた。
例えばOLをやめたのだって、逃げだ。私には、どうしたって続けることはできなかった。逃げて、逃げて、写真の道を選んだ。
写真は、(当時はそんな意識はなかったから、今から考えればだけど)私の強みを複合的に活かすことのできる手法だった。
美的センス/細部へのこだわり/観察眼/視覚優位/瞬発力/移動が好き/新しい人と会うのが好き/時代の雰囲気を肌感で捉える
こう言った細分化された私の強みと、写真の持つ特性がうまくマッチしていたから、写真の道を進むことにストレスがなく、むしろ「もっとやりたい」という気持ちが、「努力」ではなく「熱中」となり、そこに時間もお金も注ぎ込むことに躊躇がなかったのだと思う。そして、「強みを発揮できる分野」×「熱中できる分野」の掛け合わせは最強の効果を生んだのではないだろうか、と今分析している。
例えば、上に書いた強みのうちの、瞬発力。これって、一番最初に書いた「がんばることができない」に通ずる。長時間粘ってコツコツ地道にやり遂げる、というのが向かないのだ。瞬発力がある、即ち、集中力が続かない。ウルトラマンみたいに、あっという間にパワー切れになっちゃう。
でも、集中している時に発揮する力が大きい。撮影は、いつも速いと言われる。悩まない。これと思ったらこれ。すぐ完成する。文章を書くときもそう。書き始めたら一心不乱。昔から、集中している時の私には、何を話しかけても聞こえない。どっぷりその世界に浸かるのが得意なんだ。
中学生の時のこんなエピソードがある。ある友達に「みゆきちゃんは、勉強していないっていうけど、成績がいいんだから本当はうちで勉強してるんでしょ」と言われた。「いや、別にしてないよ。」そう言っても、「またまた〜」と言って信じてもらえない。それを聞いていた仲のいい友人が、「みゆきちゃんに夕方電話するといつも寝てるよ」と言った。そう、私、帰宅したらいつも2時間くらいお夕寝をしてたのよね笑 だって体力ないんだもん。
つまり、私は、言うなれば、人生の90%の時間をリラックスしてぼんやりと生きている。そして、残りの10%で、エネルギーの90%を注ぎ込んでいる感じ。強みを活かして仕事できれば、持つ力を最大化できる。時間にも余裕ができて、「時間に追われる」なんて感覚を持つことはない(やりたいことがいっぱいで心がわせわせしてしまうことはある。でも、正直、私は撮影だけでなく、何をやるのも割と早い。というか、迷いがなければそんなものじゃないのかな。)
逃げる、についての例も出しておきたい。私は、写真の道に進むと決めてからも、嫌だと感じた仕事からは距離を取ってきた。例えば、理念が合わないと感じた会社。それから、会社のカラーとして写真のテイストを教育されそうになったときも逃げた。違和感を感じたら、やっぱり長くお付き合いしていくことは、お互いに難しいのだと思う。その代わり、私の写真を好きになってくれるクライアントさんには精一杯応えたいといつも思っている。そうやって、自分が楽にいられる状況、楽にできる仕事、楽にいられる人間関係…を選んできている。
そして、もう一つ言えるのは(これは私に限ったことじゃないと思うけど)がんばらずに楽をするためだったら、がんばれるということ笑
ちびまる子ちゃんも嫌なことをしないためだったら、あれこれいろんな手段を考えつく、そんな感じ。むしろ、そのためだったらワクワクしてやりたくなっちゃう。
今、まさに、がんばらないためにがんばっているところ。
独立して10年、色々模索して、どんな環境づくりをしたら、自分がやりたいと思いついたことをやり遂げられるのかもわかってきた。
さあてと、嫌なことからはどんどん逃げて、より自分を活かして生きられる場所にますます進みたい。いくぞ!
OLからフォトグラファーに転身。平凡で特別な才能なんてないと思っていた私が、自分を活かして自由に生きられるようになったストーリーをLINEで限定公開しています。
登録はこちらから↓
先日は娘の小学校教育についてお話しました。たくさんご感想いただいています。ありがとうございます!!
母娘ふたりロードトリップ読んでいただいて嬉しいですー!ありがとうございます!ストーリーも何度も読み返していただけたなんて🙈
うんうん。前に話したのがきっとちょうど2年前かな?親が、世間体を気にしたりして子供を押し付けると、親も子も苦しくなるよね。みんなが同じペースで成長するのが前提の教育はもう終わりにしたいよね。大人の私たちだって、それぞれに合った生き方をしたいんだってもがいているんだもん。子供たちのやわやわな心、どうか真っ直ぐに伸びていける日本になりますように。
私も最近このことを考えています!地球が一つの学校になって、全ての時間割をオンラインやリアルで選択できたら最高なのになあ!
↑このnote私もちょうど一部読んだばかりでした!シリーズ通して読んでみますね。
私の友達にも、面白い生き方をしている人がたくさんいます。いつかそんな話もしていけたらいいな。
いつも読んでくださって、ありがとうございます! いただいたサポートは、新しい働きかた&暮らしかたを模索する実験に使います。