見出し画像

コロナ禍、WEBだけで引越し先を決めた記録

今回、仕事の都合で引越しをすることになり、物件探しから内見、契約までをすべてwebで完結させました。今日時点、契約書にハンコを押して、まだ鍵はもらっていないので、不安ではありますが。

物件探し

物件探しは、初めに顔見知りの地元の不動産屋さんに伺い、紹介してもらえる物件や不動産屋さんがあるか聞いてみたのですが、なかったようで、いわゆる賃貸専門の大手の仲介業者さんを紹介されました。

紹介を受けた仲介業者さんから電話があり、希望(通勤時間、駅からの距離、マンションかアパートか?広さは?)などをお伝えして、物件案内をメール(PDF)で送ってもらい探し始めました。ただ、物件案内の写真は数枚しかないため、結局のところ、建物名をインターネットで検索して、不動産情報サイトで写真を見るPDFを確認するの繰り返しになりました。これは結構面倒くさかったです。

不動産情報サイトは、SUUMO、HOME’s、yahoo!不動産などいろんなサイトがありますが、私はat homeで探しました。スマホでもPCでも見やすいのと、お気に入り登録の仕方が簡単で、お気に入りした物件を並べて比較するページが見やすかったので、いろんなサイトを見ましたが、結局at homeで見ました。

自分の希望を明確にする

物件を探すにあたり、希望条件を決めなければなりません。私の場合は「1LDK、電車乗り換えなしで30分以内、駅から10分以内、バストイレ別、独立洗面台、洗濯機室内、家賃〇万円以下、可能であれば南向き」でした。あまり、希望が多すぎると物件が見つかりませんが、何も決めていないと検索しようもないので、このあたりで探し始めました。自分の希望条件は不動産情報サイトをしばらく見ていると自分の好みがわかってくるので、問い合わせをする前にサイトを眺めて、希望をある程度明確にしておくほうが、話がスムーズだと思います。

始めは、「1LDK、電車乗り換えなしで30分以内、駅から10分以内、バストイレ別、独立洗面台、洗濯機室内、家賃〇万円以下、可能であれば南向き」という条件でしたが、その後、「浸水区域外、○○線沿線で2路線利用可能、築20年以内」という条件を追加して探しました。帰宅困難者になりたくなかったことと、水回りが古いのが嫌だったのが理由です。

4月の引越しに向け、探し始めたのが1月だったので、まだ物件がないので、2月中旬まで待ったほうがよい、という不動産屋さんのアドバイスをいただきました。

私はせっかちなので、待てませんでしたが、待ったほうが良い物件に出会えたかもしれません(笑)とはいえ、いつかは決定しなければならないので、あまり完璧な条件を求めないことも必要だと思います。何事もご縁ですからね。

at home から連絡すると電話がかかってきます

地元の不動産屋さんに紹介してもらった仲介業者さんは、待ったほうがよい、ということで、最初に4件くらい物件情報を送ってくれましたが、あまり動いてくれる感じがしなかったので、自分でサイト内を色々見て回ることになりました。やっぱり、自分の住む家なので他人任せにはできません。

at homeで気になる物件があれば、問い合わせボタンを押して携帯電話番号などの必要事項を記入して送信しました。そうすると、翌日には問い合わせした物件の担当営業さんから電話がきます。自分の希望を伝えると、問い合わせした物件以外の希望に沿った物件の情報をメールで送信してもらえます。

この時、担当営業さんの電話応対がイマイチだと、その後のやり取りもイマイチのままなので、電話対応の印象は大事だと思います。なにせ、電話とメールしか連絡手段はないわけですから、電話とメールの印象が悪かったら、契約までずっと嫌な感じを引きずるので、ここで自分との相性は見極めることになると思います。(好みのコミュニケーション量は人それぞれですのでね…)

自分の対応にも気を付けよう

そして、気を付けなければいけないのは自分の対応です。営業さんは大家さんや管理会社さんと自分を繋げてくれる役割もしてくれます。こちらの対応が悪ければ、「この人には貸さないほうがいいですよ」と大家さんや管理会社さんに忠告することもあり得ます。自分はお客でもありますが、これから住まいを借りて関係性をスタートさせるわけですから、信頼できる人であるという印象を持ってもらえるように対応には気を付けましょう。

やたらにへりくだる必要もなく、電話に出る(出られなければ折り返す)、メールに早めに返信する、手間をかけたらお礼を言う、という当たり前のことができれば問題ないとおもいます。

WEBで内見

気になる物件が見つかったら、WEBで内見することになります。

私の場合は、iPhoneだったのでfacetimeで営業さんと繋げて内見しました。当日は2件WEB内見したのですが、二つを見比べることができたので、正解だったと思います。物件そのものだけでなく、最寄り駅から物件までの主要な交差点や街並みも見せてもらいました。物件は外観もしっかり映してもらい、管理が行き届いているのか、営業さんが見た感じの印象を率直に伝えてもらいました。ゴミ捨て場などの様子も確認し、24H出せるのか、乱れていないかなどもチェックします。

物件の中については画面ではサイズ感がわからないので、営業さんにメジャーで測ってもらい、自分もメジャーを準備して高さ、広さ、幅などのサイズ感をメジャーを引っ張り出して自分の今いる環境で確認し、メモを取りながらWEB内見しました。

画像やメジャーで測った数値はわかりましたが、雰囲気がwebでは伝わらないので、「どんな印象ですか?」「キレイですか?」「暗いですか?」「1件目と比べてどうですか?」といった質問も営業さんにさせてもらいました。あと、「テレビは〇インチを持っていく場合、どこに置けそうですか?」など持っていきたい家具のイメージを伝えてやり取りするのもイメージが湧いてよいと思いました。

web内見の事前準備 ・メジャー(3.5m以上のもの) ・だらしなくない服装  ・置きたい家具等のサイズなどを測っておく
web内見の注意ポイント ・最寄り駅からの街並み(スーパーマーケット情報なども) ・外観、ゴミ捨て場も確認  ・何度も内見できないことを想定し、疑問に思ったことはどんどん質問する(特に雰囲気など) ・サイズは自分もメジャーを使って確認する

申込み

内見して気に入れば、申込みをします。(内見したからといって、必ず申込みする必要はありません)

引っ越しシーズンだと他の人も同じ物件を内見しているはずですので、本当に気に入れば、早めに(その場でも)申込みをしたほうがいいと思います。

私の場合は、借りたいのはメゾネットの角部屋だったのですが、内見の際は入居中でしたので、あいている別の部屋を内見させてもらいましたが、良さそうでしたので、角部屋を申し込みたいと内見終了時に伝えました。

タッチの差で他の人が決めてしまう場合もあります。ただ、それをダシに決定を焦らせる営業さんには注意が必要ですね。本当は次の人がいないのに言っている場合もありますから。「他社も含めて私は何番手か確認してもらっていいですか?」と尋ねて大家さんや管理会社さんに確認してもらっていいと思います。3番手以降だと即決しないと決められないかもしれませんしね。

申込みするには、申込書を書く必要があるので、内見時に伝えて募集を止めてもらって、その日のうちに申込書を提出するという流れになると思います。

希望のうち「1LDK、電車乗り換えなしで30分以内、駅から10分以内、バストイレ別、独立洗面台、洗濯機室内、家賃〇万円以下、可能であれば南向き浸水区域外、○○線沿線で2路線利用可能、築20年以内」でしたが、結果として「1K(メゾネット)、乗り換えなし20分、駅から徒歩13分、バストイレ別、独立洗面台、洗濯機室内、家賃は予定を1,000円オーバー、南西向き、浸水区域外、2路線利用可、築8年」というところに落ち着きました。

仮審査

申込書を提出すると、営業さんが申込み書を管理会社さんと大家さんに提出してくださり、管理会社さんや大家さんが仮に審査をしてくれます。

ここでダメー!と言われるとかなりショックです…。

私の場合、仮審査で色々注文を付けられました。自分で言うのもなんですが、勤続年数28年で年収としても身元としても文句なしだと思うのですが、非常に大家さんが慎重派の人のようでした。ここで、「保証会社も使ってもらいますが、連帯保証人も必要です」と言われて「なんで?そんなに信用できない?」と少しばかり嫌な気持ちになりましたが、他の入居者にも求めているということで、納得しました。

契約

仮審査が通り、契約書類が送られてきました。

添付するものとして、「住民票」「所得証明書」「印鑑証明(連帯保証人)」がありましたので、役所でもらってきて添付して送り返します。

不動産を賃貸借契約する場合は「重要事項説明」を宅建士からしてもらう必要があります。私の場合、担当営業さんが重要事項説明をせずに済まそうとしたので、「重要事項説明してください」と依頼しました。

宅建士さんは当然のこととしてやってくれましたが、この件で営業さんへの私の信頼は「???」に変わりました。

説明を受けてもわからなかったことは、後からメールで質問し、丁寧な回答もいただけて、お店で重要事項説明を受けてその場で契約するよりも、わかりやすかったと思います。

契約書類は追跡できる方法で返送したほうがよいので、レターパックライトで返送しました。レターパックライトはコンビニでも取り扱っているところがあるので、日中郵便局に行けない人には便利ですね。

到着後、営業さんから「書類が届きました。不備はないと思いますので、これで管理会社さんに渡します」と連絡が来ました。初期費用の請求書が数日前に届いていましたので、「それでは、入金しますね」と返信しておきました。

入金

仲介手数料、礼金・敷金・損害保険料・鍵の交換代金・1か月目の家賃などを入金します。

最近は、仲介手数料なしとか、礼金敷金なしとか初期費用を抑えている物件も多いですが、そうでない物件では、一般的に家賃の5か月分位が初期費用に掛かると思っておいたほうが良いと思います。振り込み手数料はこちらが負担するのが一般的です。

入金していないと鍵はもらえませんので、大きな出費ですが、ここはエイや!と振り込みましょうw

鍵の受け渡し

入金したら、鍵の受け渡しの打ち合わせになります。

今回は鍵の受け渡しも非接触で郵送になりました。(まだ届いてません、ちゃんと届くか不安…)

現地で共用部分の使い方を教えてもらいながら鍵を受け取りたかったのですが、それはかないませんでした。(コロナめ!)

まとめ

以上、引越し手続きをすべてWEBで完結させた経緯をまとめました。

WEB上での契約とはいえ、契約であるので、納得いく形で進めたいですよね。借りるほうも不安ですが、貸すほうも不安があると思います。

WEB上でも信頼関係を結びながらよい契約ができるといいですね。

この記事があなたのお役に立てますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?