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マクロビアン薬剤師 小寒〜芹乃栄

マクロビアン薬剤師 小寒〜芹乃栄

現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目に入りました。

調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』

わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。

本日は
旧暦霜月廿ニ日
小寒(しょうかん)
芹乃栄(せりすなわちさかう)
西暦2021年1月5日

今朝の東京は寒かったです。

今日から暦は

二十四節気
『小寒』(しょうかん)。
小寒は、寒の入りといい、これから更に寒さが厳しくなっていきます。
この小寒の日から節分までが『寒』と呼ばれ、寒さが本番になります。

そして七十二侯の初侯は1月5日〜1月9日
『芹乃栄』(せりすなわちさかう)
春の七草のひとつの、芹が生え始める頃です。

セリ(芹、水芹、芹子)は、セリ科の多年草。
数少ない日本原産の野菜の一つ。
水田の畔道や湿地など冷たい水辺に生え育ちます。

和名『セリ』の語源は、一箇所から若葉の成長が競り合うように生えていることから、
『競り』(セリ)と、よばれるようになったと言われています。

香草であり、野菜でもあるセリは、
独特の強い香りと歯触りに特徴があり、鍋物や油炒め、和え物などで食卓にあがります。
この、独特の強い香りには健胃、食欲増進、解熱といった薬効があると言われています。

日本では『生薬』としての名前は特にありませんが、『中国薬物名』としては、
6〜7月ごろに刈り取って乾燥した全草を『水芹』(すいきん)と称されています。

カロテン、葉酸、ビタミンC、カリウム、鉄などが豊富に含まれていて、
独特の香り成分には、胃を丈夫にしたり、解熱、解毒の作用があるとされてる
『セリ』
明後日七日にいただく七草粥に入っているのはとても理にかなっています。

煮過ぎると風味と栄養分が失われますので、要注意です。

旬はまだ先の春先になりますので、七草粥にはほんの小さいものを入れることになります。

春先に出回るほどよい大きさのものを改めていただくと良いでしょう。


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