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マクロビアン薬剤師 夏の脚の攣り。

マクロビアン薬剤師
夏の脚の攣り。

認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』

わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。

このところ、脚の攣りの痛みで目が覚めることが続きました。

ご経験されている方は、痛みのほどをお分かりいただけると思います。

脚の攣りの原因は大きく分けて2つ

『冷え』と『水分、ミネラル不足』


『冷え』
冷えが起こると、筋肉が固まり、その部分の血流が悪くなって、血行不良となり、
筋肉の収縮に必要な栄養素が十分に行き届かず、それが脚の攣りを引き起こしてしまいます。


『水分、ミネラル不足』

水分代謝とミネラルのアンバランス
漢方では、
『水』とは
血液以外の水分や体液を指すものです。
飲食物中の水分を消化吸収によって身体にに必要な形として、身体を潤すものと考えます。

その『水』に含まれるミネラルは筋肉が働くための重要な役割をすると考えられます。
ミネラルバランスが乱れると足の筋肉が硬直しやすくなると考えられています。

また、その『水』が不足していると『血』を巡らせることもできなくなります。

この『水』と『血』のバランスが乱れた状態が、足を攣りやすくすると考えられています。

『冷え』ることで、『水』分代謝が悪くなりむくみやすくなる。
というと分かりやすいでしょうか。

『水』が少なくても足が攣りやすくなります。

気をつけるべきは
『激しく動いた日』

たくさん汗をかいたり、筋肉を使った日は、汗とともに筋肉の動きを調整するミネラルが排出され、
筋肉疲労が起こりやすくなります。
そうすると老廃物が溜まり、筋肉への血流も不足していきます。
その状態で夜、寝てしまうと筋肉が緊張したままの状態となり、
夜中に足が攣りやすくなるというわけです。

『カラダが冷えた日』

冷えることで筋肉が緊張して、攣りやすい状態になります。


この夏は気温が高く、沢山汗をかき、運動をしたような状態になり、
職場では、クーラーがよく効いて、身体が冷えていたのでしょう。

脚の攣りやすい条件がそろってしまっていたのです。

脚の攣りの痛みで目が覚めて、必死に向かったのは、漢方薬を入れている引き出しでした。

芍薬甘草湯を一包、ゴクゴクと飲みました。

身体を横たえて少し待つと、ものの10分もしないうちに、楽になります。

ホッと一息の朝でした。

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