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マクロビアン薬剤師 秋のお月見に向けてその2 『さといも』

マクロビアン薬剤師 秋のお月見に向けてその2
『さといも』

認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』

わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。

本日は
旧暦葉月十二日
秋分
蟄虫坏戸
西暦2020年9月28日
一粒万倍日
不成就日

10月1日の中秋の名月『芋名月』に向けて、
冷凍の『かぼちゃ』と『さといも』を用意しました。

かぼちゃは、おかゆに入れて日頃から食しているためで、『芋名月』とは直接関係ありませんが、
甘味として用いたいと思っています。

『さといも』
日本で昔から食べられてきた野菜の一つ。
稲作が伝わって始まる前には主食として、お
芋類が食べられていたとも言われています。

煮物、揚げ物、汁物の具材として、重宝します。

『さといも』は芋の仲間ではありますが、『さつまいも』や『やまいも』に比べるとカロリーは低く、
水分も多く含くまれていて、この時期、季節の変わり目の
朝晩が冷え込み、日中との温度差で体調を崩しがちになるのを防ぐ身体作りを助けるのに効果的とも言えます。

冷凍のさといもでは、あまり味わうことができないのですが、
皮を剥いたときの「ぬめぬめ」には胃や腸の粘膜を守る作用があると言われています。

お時間ある方はぜひ、ぬめぬめ込みのお料理をしていただくことをお勧めします。

薬膳では
五味が甘、辛となり、『脾』(消化器)に効果があります。

また、解毒作用があると言われているので、マクロビオティックではすりおろしたもの煮て生姜を混ぜて、
湿布に使います。

煮物として食する時も、しょうがやねぎと一緒に食べることで、冷え性対策にもなります。
これから寒くなる季節に、身体の中から温めます。

『芋名月』に向けては、生姜と葱と一緒に煮て、団子のように並べてみたいと思います。

前回の記事はこちら👇


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