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肩こり頭痛で痛み止めを手放せない

肩こりが酷くて頭痛に悩んでませんか?

薬に頼りたくないけど、仕事があるから・・・と薬が手放せなくなっている方へ向けて。
呼吸を少し変えるだけで、薬を手放せるかもしれません。


呼吸をするときに働く筋肉

本来、呼吸は横隔膜が主導で働きますが
肩こりを感じている方の多くは、横隔膜の働きが悪く代償で肩呼吸になり大きな負担がかかっています。

横隔膜は肋骨下部にドーム状にあり、
吸ったら下がり、吐いたら上がるという感じで上下に働きます。

姿勢が崩れていると上下の動きが小さくなり、酸素を思うように取り込めません。
なので横隔膜の代わりに肩を引き上げるようにして肩の筋肉たちで呼吸をしているのです。
これが大きな負担となり肩こりとなって痛みとして出ています。
1日で2万回呼吸をすると言われていますが、これが肩で行なっているとすると、2万回肩上げ運動をしているようなもの。
痛みが出ても不思議ではありませんね。

代償動作が悪いわけではないが・・・

置かれている環境やストレス、姿勢|履いている靴|寝具等に合わせてその時々で適切な動作を行なっているとも言えます。
私たちが生きるために身体が反応し働いてくれているのです。
また、代償動作をしているからといって今すぐ何か支障が出るわけでもありません。
横隔膜で呼吸ができなくて肩呼吸になっていても、肩こりはあるかもしれないけど、今すぐどうにかなるわけではないですよね。
だから多くの人は肩こりくらいで・・・と考えてしまいます。

しかし、何気なくしている代償動作が知らないうちに身体に負担をかけ、不調をもたらしているのも事実。
代償動作を続けているとこんなことが起きます。

・本来働くべき筋肉ではなく、他の筋肉を働かせることで他の筋肉に負荷がかかりすぎる。(痛みや不調が現れる)

・本来働くべき筋肉の低下によって、適切な姿勢が保てなくなり筋肉だけでなく関節にも負担がかかる。(変形性関節症等を引き起こす)

本来働くべき筋肉ではないため動作が非効率な結果、疲れやすくなったり運動不足になります。

呼吸で考えると
・横隔膜が働かない結果、首や肩の筋肉たちが働く(代償)
・横隔膜の働きが低下

結果、肩こりが起こる。

血流も悪くなり、脳への酸素や血液の供給が足りず頭痛を引き起こす。

痛み止めを服用する。

痛み止めの服用は最後の結果として現れた症状を抑えているにすぎません。
薬の効果が切れたらまた服用・・・
悪循環ですね。

元を辿っていき、本来働くべき横隔膜を働かせ、代償として働いていた首・肩の筋肉を過剰に使わないように変えてあげることで改善に近づきます。
2万回の呼吸を無意識に横隔膜が働くようにしたいですね。

横隔膜を働かせる呼吸

自分が普段どんな呼吸をしてるのか、まずは知りましょう。
息を吸うときに肩は上がっていませんか?
上がっているな〜と思ったときに、肩の力を抜いて肩の位置を下げてみるのも一つ有効な手段です。
そして、横隔膜がどのように動いて呼吸しているのか想像しながら鼻呼吸してみましょう。

呼吸をするとき、肩が上がらないように気をつけながら
①身体に入っている空気を全部出すように吐く。
②4秒かけて鼻から吸う(横隔膜が下がる)
③8秒かけて鼻から吐く(横隔膜が上がる)
④4秒ほど自然に止める
⑤2~4を繰り返す

目安で秒数を書きましたが無理せずに出来る範囲から始めましょう。
ポイントは吸う息よりも吐く息を長〜くすることです。

横隔膜を働かせて、肩こり・頭痛・痛み止めをを卒業しましょう!



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