はじまり この星にあり
新時代幕開けをまえに この星の意識らしきものから 三つの次元の大枠のイメージを得たので、ここに記しておこうと思う。
1 個としての意識
色重ねるほどに、重い色。
生まれては誰かの靴を借り、背伸びをするようにあった個人としての意識。自らの魂をあらゆる経験にて塗り重ね、塗り込めてきた。おそろしく膨大な時をかけ。
それがまるきり転換する。魂の歴史は宇宙の組み込みに集約され、まっさらで、軽い魂として生まれ変わる。元に戻るように。無限なる宇宙意識の一部、としてのほんとうの、個へ。
これより、個の意識は次なるこころみを始める。
それは、自らの対、との在り方。その他大勢(社会)との在り方。あなたはわたしであり、あなた、という矛盾。同じであり、それぞれ、という変革。
2 ひとと自然意識 海の果て、その先
相対する次元のうつし 海
現:
星が生まれてから宇宙環境の流れにより変わりつづける、海洋世界
海流
と
太古より凍りついたままの、海
現の対、意識の海:
おなじように、月や天のうつりに沿い、変革しゆく意識の潮流
そして
凍結した記憶の海
うつつも 夢も 連動しながら次なる世へつづいている
凍りついたものは流れ出る あらゆる記憶を解き放つために
星の自然意思による世界と、ひとに創り変えられた世界。
その間に まったく新しい拠り所を生み出そうと いまも
海は深く大きくうねり 目指し流れている
3 人類の魂の刷新
この星の上に 滅び去ったいくつもの時代
それらと、新しくひらける時代とが、つながる。
夜明けはいま
目前には、災害として目にうつる 荒れ狂う自然たち
心細くたたずむしかない ひと
ただ この新旧つながりの点をとおし、反対側にある月の目
それがどんなに静かにやさしくすべてを見通しているのか ひとは知る必要がある
過去 理想世界を創ってはうち壊し、ひとが延々、おなじことを繰り返しながら切望しつづけたもの。
朽ち果て消えながらもわたしたちのなかに今も生きている、堆積された想いの層
それがついに迎えようとしているものに、どんなに強く祝福しているだろうか。
それは かつてわたしたちの見たこともない
まったく新しいかたちの ひとの誕生