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見た目の好みを元に、本質を捉えてデザインしたダイニングルーム

奥さまがこんな家が良い、と言われて見せてくださった写真はフィンランドの近代建築家アルヴァアアルトがデザインした家。
学生時代から私がとても好きだった住宅でした。

イメージとしてはタイルやレンガの素材感を見せる仕上げ。それを間取りの上で意味のある場所に設けたい。
そこで思いついたのが車庫から上がる階段を目隠しする壁でした。

それほど広くないダイニングを広く見せるために、奥行きを感じさせる腰壁を設けています。
コンクリートブロックを積み上げて白くペイントしたことで、必要な場所に、適した素材感の仕上げを持ってくることができました。


この「森を望む家」が完成する少し前に、フィンランド、ヘルシンキのアルヴァアアルトの自邸を訪問できました。

ただの空間の真似ではなく、本質を捉えて素材を選び、かつダイニング空間にフィットさせることができて良かったなと実感しました。

アアルト自邸(ヘルシンキ)



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