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オンライン時代における「意識」の持ち方・保ち方

2020年12月14日(火)、株式会社Okamuraさんが運営する、bee『WORK MILL』プロジェクトと、私たち関西大学社会学部メディア専攻matsu- labがコラボさせていただき、第3回ワークショップを開催しました!!
今回、学生はbeeの共創空間にお邪魔させていただき、参加者はオンラインで繋がるというオフラインとオンラインのハイブリッドでイベントを開催しました♪

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現場の裏側についてはコチラをご覧ください↓
→https://note.com/nonoyamashita/n/n80b5441d02ae
→https://note.com/pear_min/n/n1a181f9528ad

今回のテーマはオンライン時代における『意識』の持ち方・保ち方

2020年4月、コロナウイルス感染拡大の危険性から緊急事態宣言の発令で約1ヶ月間外出自粛に見舞われました。そして半年以上経った今もなお感染拡大の状態から第3波が到来していると言われています。そのため昨年一年、多くの学生は以前のように学校に行くことが出来ず自宅でオンライン授業を受ける日々が続いていたのではないでしょうか。同様に、社会人も会社に出社する頻度が減り、自宅で1人パソコンに向かい業務を行うことが多くなったと考えられます。
そこで私たちは、学業や仕事業務が大きな不自由もなく遂行できるこのオンライン時代において学校や会社に対する帰属意識、愛着意識はどう変化するのか学生と社会人とで意見を交わし合いたいと思い、このテーマを掲げました。

まず最初に、ゼミ生同士で帰属意識について議論し合いました。そこで、学生間において大学という存在は自分を表現する際にセットとして必要なものではないかという意見が挙げられました。
例えば、同年代の初対面の人と会話する際

A:はじめまして、私はA子です、よろしく!
B:はじめまして、私はB子です、よろしく!
A:B子ちゃん、どこの大学行ってるの?
B:C D大学!A子ちゃんは?
A:あー!知ってる!私はE F大学だよ!

このような会話は、学生ならあるあるとも言える会話ではないでしょうか。
そしてこの後、A子とB子の互いの印象として
E F大学に行っているA子ちゃんC D大学に行っているB子ちゃん
というような、名前よりも大学名が先行するような覚え方をしていることが多いと考えます。このようなやり取りから、学生は大学に対して、一種のステータスとも言える帰属意識を持っており、自己表現の際に大学は欠かせない存在ではないかという見解に至りました。

そして帰属意識についてより深く考えていくために、事前に学生100人にとったアンケートを参考に学生の持つ(大学・アルバイト先に対する)帰属意識をまとめてみました。
居心地の良さを感じるか?愛着を感じるか?所属している意識を持っているか?
このような項目に対し、共通して挙げられた意見として、

・人間関係が良いから
・通っている(働いている)年数が長いから
・責任(自覚)があるから

この3つが顕著に挙げられていました。
一方、施設や空間が整っているという環境面から感じる帰属意識も挙げられていました。これらをまとめると、「帰属意識とは、空間や時間が大きな要因となる」
ということではないでしょうか。

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そこでTalk Sessionでは「帰属意識は空間or時間のどちらにあるか?」について話し合いました。一例として私の班では、空間が帰属意識を創り出すのではないかという意見にまとまりました。空間の中には、施設や設備だけでなく対人関係も含まれると考えます。人が特定の場所や空間に対し帰属意識や愛着を持つのには時間が経つより前に居心地の良さや周りの人たちとの関係性が大きな鍵になるのではないでしょうか。

そして最後に、帰属意識を向上させるための取り組みを各班アイデアを出し合いました。例えば...

社員新聞の作成
→ 部署ごとに活躍していた人を選出Ex.デスクが一番綺麗な人、zoom映りの良さ
業績だけで評価しないという姿勢も大切にすることで愛着意識が芽生えるのでは?
野望掲示板の設置(今考えていること、アイデアの創出、誰もが発言しやすい環境を整える)
→ その人らしさを発揮しやすい空間を創り出すことで、社員ファーストの環境が生まれることで愛社精神が芽生えるのでは?

など面白い意見が挙げられました!^_^

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〜まとめ〜

今回のワークショップでは、帰属意識・愛着意識について考えてきました。
この意識はコロナウイルスが発生したことによって考える機会が得られたものであると思います。何の変哲もない日常では当たり前すぎて気付けなかったことに2020年は気付かされる一年だったのではないでしょうか。2021年も引き続きコロナウイルス収束の兆しはなかなか見られませんが、この状況をきっかけとして新たな意識改革が生まれる特別な一年になって欲しいと思います。

                              執筆:土井美佑




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