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NAO
2017年1月18日 22:15
遅まきながら、昨年の芥川賞受賞作品であり、読書芸人おすすめの1冊でもある『コンビニ人間』を読んだ。(文芸春秋で)感想を端的に申し上げると、「短い物語の中に、たくさんの要素が詰まっていて読み応えがあった」というところだろうか。おおまかなあらすじは知っていた。コンビニから「世界」に出て行くのではなくて、コンビニという「世界」に帰っていく物語だと。だけど、主人公の詳細な人物設定や、巻き起こる(と
2016年6月15日 15:43
松田青子の「ロマンティックあげない」読了。読みたい本がありすぎて、普段あまり新刊本には目をむける余裕がないのですが、翻訳家エッセイマニアの私としては見逃すことのできぬ一冊。そしてビジネス街のど真ん中にある弱小書店(だけど絵本も美術もかなり充実していて信頼をおいている書店のひとつ)で平積みされていて「おぉ」と思い、即購入しました。(タイトルはおそらく、かの有名なアニソン「ロマンティックあげるよ」