【🌏私の地球カリキュラ㉛】 忍び寄る病　《諦め》　難病

体調が悪い。

今までは少しの間、
我慢していれば治まっていた、
体の不調が治らなくなった。

体がしんどくて、眠れない。
体が強張り、普通に歩くのも難しくなってきた。

この感じは、
病院に行ったら即入院させられるなと思い。
入院準備をして、病院へと向かった。
案の定、即入院。(｡-_-｡) （だよねー）

職場に、また迷惑をかけてしまう。
ゴメンなさい。

前回の入院と同じく、
腰椎穿刺で髄液を抜かれ、頭と首・背中のMRIを撮って治療へ。
【ステロイドパルス】を1クール受けた。

運の良い事に、
薬が効いた、体の痛みが和らぎ、1週間すると体が動くようになってきた。

ヤッター、良かったー。(*´Д｀*)

しかし、
完全に動くようになった訳ではなかった。

後遺症が残った。
走ることは難しくなった。
足に違和感があり左足を引きずっていたが、
人から見られても気づかれないくらいだった。

今回も『多発性硬化症』の疑いとされたが、
髄液の検査結果は陰性。

しかし、
体の症状は
完全に『多発性硬化症』の症状にドンピシャだった。

でも、
多発性硬化症ではない、では私の病気は何？
(-_-)？？

医者が4人も集まって、首を捻っていた。

すると、
主治医ではないＯ医師が
「ほっぺが赤くなっていたから、
『全身性エリテマトーデス』でしょ」と言った。

？？？？？(o_o)？うん？

私は、ほっぺが赤くなったことは一度もない、
何を言っているのか？(￣^￣)？

一応私は、
「ほっぺは赤くなってないんですけど」と言ったがスルーされた。

医者がそう言うんだから、そうなのかな？
と思って、その日から私は、
難病『全身性エリテマトーデス』の人になった。

2週間の入院生活終えて、保育所に戻った。

月に一回病院を受診して薬をもらうのが、
私の生活に加わった。

まだ、何でも出来ると思っていた私だが。

この入院で完全に無理の出来ない体になってしまったと感じた。

まだまだ、
やりたい事はいっぱいあったが、
無理をせずに生きて行こうと改めて思った。

しばらくは、
平凡な毎日を生きるのが精一杯だった、
治らない病気なのに新たに薬が処方された。

抗がん剤と言われる物を飲んで、
髪の毛がスルスルで抜けた時もあったし、
別の薬を飲んで副作用が酷く出たこともあった。

色々やってはみたが、
私の足は少しずつ動かしづらくなっていった。

医者に足の動きが悪いと伝えても。
「それは後遺症だから」と言われた。(T_T)

少しずつ、少しずつ動かなくなっていく足。
少しずつ、少しずつ不安も大きくなってゆく。

退院した日から3年ほどして、
私の足は５０歩歩くと、　
完全にフリーズして動かなくまでに悪くなっていた。

なんとかごまかしながら保育士を続けていたが、子ども達と一緒に、公園にお散歩に行くのも難しくなっていた。

しかし私の中では、
また入院して【ステロイドパルス】をすれば動くようにるのかなっと、甘い考えを持っていた。
　　　〜・〜・〜・〜・〜・〜

🚲
実家を自転車で家出してから、１５年が経っていた。

家出をした時は、
実家へは一生帰らないと心に決めていが………(･_･;

家出をして、３年後には母に懇願されて、
9月のシルバーウィークに、毎年葡萄の出荷を手伝うため帰省するのが恒例となっていた。

今年も、
葡萄の出荷を手伝うためにシルバーウィークに帰省しなければならなかった。

私は、
新幹線に乗るために、なんとか駅にたどり着いた。
５０歩歩いては、５分休む、
３０歩歩いては、3分休みを繰り返しながら、
なんとか新幹線に乗る事が出来た。

しかし身体は、もー限界であった。(◞‸◟)

でも、
親にだけはバレなくなかった、
バレずにシルバーウィークを乗り切り、
その後に入院して治したいと思っていた。

なんとかなると、その時の私は思っていた。

しかし、………
　　　　　　　　親にバレた。

当たり前か、(￣▽￣;)
明らかに足を引きずって歩いているのだから。

母はいつもながら、
過剰な反応を示して、
家から車で1時間半もかかる大学病院に私を連れて行った。
行けば即入院になると思い、入院準備をして行った。

案の定、即入院。

様々な検査が行われた、
直ぐに【ステロイドパルス】開始、
良くなることを期待した。

また、
ステロイドを点滴で３日間体内に大量に入れていく、1クール終了。
効果無し。(-_-)

2クール、3クールと治療は続いた。

残念ながら、手遅れだったようだ。
改善はしなかった。(;´∧｀)

入院は1ヶ月。

職場には、物凄く迷惑を掛けてしまった。
本当に本当に、ゴメンなさい。

戻るつもりだった、　
ちゃんと代わりの保育士さんを見つけてから入院したかったし、退きたかった。

突然の入院で仕事を辞めるなんてしたくなかった。(-_-)

でも、諦めるしかなかった。
もうこの足では、仕事は出来ない。

本当にゴメンなさい。

無責任に仕事を放り出す事になり悲しかった。

泣いて、泣いて、泣きに泣いて、
泣いても何も解決はしないのに泣いた。
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

仕事を辞めなくてはいけなくなった事、
歩けなくなった事も悲しかったが、
それよりも何千倍も辛かったのが。

これから、
一度は捨てたあの実家で
あの人達（両親）と生きて行かなければならないのかと思うと、不安と絶望感が押し寄せてきた。

どうしよう、涙が止まらない。何で私が？

人生で諦める事なんてしたく無かったが、
人間諦めが………肝心だと思った。(◞‸◟)

　　　　【私の地球カリキュラム】㉜へつづく