見出し画像

「5分の曲は5分で作れるよ。だって5分だもん」

「5分の曲は5分で作っちゃうよ。だって5分だもん」

ザ・クロマニヨンズのヒロトが以前、THE BLUE HEARTSか↑THE HIGH-LOWS↓時代にインタビューかラジオで語っていた。

スミマセン、はるか昔のことなので記憶違いでしたら申し訳ない。。。ヒロト以外にも色んな人が同じようなコトを語っていますが、、、

これを文字通りに受け取っちゃう人も多い。

「5分で曲を作れちゃうとかカッケー!天才!!」

「5分で曲を作れちゃうんなら、ワタシも空から降りてくるまで何もせずに待とう!〆切の5分前になったら動き出すぜ!」

しかし、甲本ヒロトには5分で書くための何万時間の膨大な蓄積がある。様々な経験値、地道に続けてきた歌詞やメロディの蓄積が。そしてそれに対するプライドも。

曲作りだけじゃなく、自身の仕事に置き換えてみると、どうだろう?

たとえば何もないところから始めて5分間のプレゼン資料を仕上げられるだろうか??

「構図を決めるのは瞬間的だ。素早く、しかも正確に撮る。これは矛盾しない。ピアノ弾きと一緒だ」と語っていたのはウィリアム・エグルストンだったか。

瞬間的に構図を決めるのだって経験と蓄積がモノを言う。

色んな色や形の蓄積したピースがパズルのように組み合わされて、アタマの中からアタマに降りてきて一つの形になるんだと思う。

「もうね、新たな発明なんか無いですよ。少なくとも自分には。アタマの中の引出から取り出したファイルと常ににらめっこ。組み合わせを試行錯誤して、テストして、どうにか次の曲を作っている」

のようなことを語っていたのは誰だったかな。コレはヒロトではないが。

何の蓄積もないトコロに降りてくるモノは、たぶん、、、悲しいかな、、、ほぼほぼ、無い。。。


この手でいうと、やはりピカソの30秒で1万ドルの話が有名か。

彼がレストランで食事中、ファンに絵を頼まれた。テーブルにあったナプキンにサササッと描いて渡すと大喜び。

そして、ピカソは絵の代金として1万ドルを請求。「えっ!?たった30秒なのに!??サクッと描いたじゃん!」と驚かれると「30秒ではない。30年と30秒なのだよ」

30年が40年だったり、「1万と10ドルだよ」だったり、ナプキンじゃなくて自前の紙を取り出したり、出典が不明なので、「ロールスロイスは壊れません」とか「サッポロビールの面接試験」みたいな都市伝説と変わらない。

がしかし、30秒で描くためには30年だか40年だかの蓄積がモノを言う。


「量のない質はなし」は森山大道だ。

これもまた文字通り受け取っちゃって、「とにかく撮れば良いんだ!」と、ただただ何も考えずに数だけ撮る人もいるけど、それだけじゃ何の蓄積にもならずにストレージの容量を圧迫するだけなのでご注意を!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?