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ジャガイモで食中毒ってホンマになるん?と思ってたらホンマやった

2021/05/15

青いジャガイモを食べたら食中毒になるとか、ジャガイモの芽は食べたらアカンと言いますが、ホンマでした。

その話は最後にするとして、この日の作業は
・ジャガイモの芽掻き
・ピーマンと空豆の作付けやりなおし
・ショウガの作付け
です。

ジャガイモの芽掻き 作付けから24日目

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かなり芽の出ているものは、大きいところを掻いてから作付けをしたのですが、それでもやはりたくさん芽が出てしまうのがジャガイモ。

あまりたくさんの芽をそのままにしておくと、葉ばかりが茂って実があまりつかないとか、実はたくさんつくが小さいとか言われています。

そのため、芽が出て10~15センチくらいになった頃に、芽が2つか3つになるよう、ほかの芽を掻く、というのが芽掻きという作業です。

これが案外むずかしく、あまり芽が大きくなってからでは丈夫になりすぎてしまい、引っ張ってもブチッと千切れてしまったり、かなり力業になってしまいます。

そのため、あまり大きくなりすぎないうちに、根元をグッと掴んで抜き取るのがベターです。

イモが出てきてしまったり、残したい芽まで傷つけてしまうことがないように、もう一方の手でしっかりと地面を抑えて行います。

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こんな感じで、わかりにくいですが……

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たくさん発芽しています。嬉しい!

この日の時点で、欠株かな?と思ったのが2株、それ以外はすべて発芽しました。

この日、芽掻きができたのは2株だけ。

ほかはまだ小さく、芽が出揃ってからの作業となります。

また、ジャガイモは種イモよりも上にできるので、あまり土が浅いと地表に出てきてしまいます。

というわけで、芽掻きをしたジャガイモは、土寄せをして、大きな良いジャガイモが獲れるようにと祈りを込めました。

ピーマンと空豆の作付けやりなおし

前回5月9日に、ピーマン、空豆の苗の作付けをしましたが、この間に学んだことがありました。

茶色い根が苗ポットにぎゅうぎゅうになったまま植えつけてはいけない

茶色い根っこは古い根っこです。

古いのはもうどうしようもないので、新しい根っこが出てくるのに期待!するしかないのですが、ポットのまま育てすぎたとき、本当は地面全体にふわりと広がっていきたい根っこたちは、ぐるぐると旋回するようにポットの中で伸びていきます。

このポットから取り出したまま作付けをしたとて、新しい根は出づらく、出てもぐるぐると旋回している古い根が邪魔で、なかなか広がっていけないのだそう。

慌てて掘り出して、ポットの形のまま、新しい根もほとんど出ていなかったピーマンと空豆の根を、優しく労るように広げ、もう一度作付けしました。

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↑ほとんど植えつけた苗のまま育っていないピーマン

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↑下の方の葉が黄色っぽくなってきてしまった空豆

それぞれ、割り箸を使って活着するまで支えにしています。

ショウガの作付け

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めちゃくちゃわかりづらいうえにボケててすみません。

ショウガの作付け写真がほとんど残っておらず、植えた直後の写真です。

本当は昨年のショウガをタネにしたかったんですが、冬を越すのがけっこうむずかしく、最後はカビが生えてしまったので、今年も新たなタネショウガを購入しました。

ショウガはガリを作ったりショウガシロップにしたりと加工することもできますし、わたしはけっこう冷凍保存しています。

細切りとかスライスとかおろしショウガにして、一回分くらいの分量に分けてラップで包み、まとめてジップロックに入れて冷凍保存しておくと年中使えるのでとても便利です。

ショウガって、ちょっと欲しいときがあっても、わざわざショウガのためにスーパー行くのもなあ……てなりがちな食材ですが、あると風味が変わりますし、加熱することで体をあたためる成分を取り入れることもできるので、冷凍しておくと助かります。

ちなみにショウガもプランターで作れます!

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昨年のプランター栽培の様子です。

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左の濃い色の方がタネショウガです。

本当はもっと小さくて良いのですが、タネがたくさんあってもプランターでは少ししか作れないので、ゴッソリ植えました。

ショウガのすごいのは、このタネショウガも食べられること。

右側の新ショウガが若々しくフレッシュな味なのに比べ、タネショウガの方はもう少し重鎮感のある味です。

食べ比べもできるのがショウガ栽培の良いところではないでしょうか。

ジャガイモで食中毒になった話

さて、最後になりましたが、5月16日、ちょうどジャガイモの芽が出て喜んでいた最中に、なんと夫婦揃って、ジャガイモで食中毒を起こしました……。

もちろん生で食べたのではなく、加熱して食べたのですが、調理前から、なんとなくいつもより青いなあ……とは思っていました。

ジャガイモを日光に当てると毒素が出るということですが、後から思うと、カーテンはあるものの、日光が当たりやすい場所にジャガイモを置いていたのが原因かと考えています。

その後、保管場所を変えてからは食中毒は一度も起きていません(そう何回も起こしてたらヤバい)。

この日、お昼の献立は、雑穀ご飯、うるいと薄揚げとしいたけの味噌汁、ジャガイモとベーコンのバター醤油炒めと、どちらかというと健康的では?と思うようなものでした。

ジャガイモは青いものが一つと、青くないものが一つ。

青い方は、厚めに皮をむいて。レンジでチンして少し火を通してからベーコンと炒めました。

一人当たり、青いジャガイモを半分ずつ食べたことになるのですが。

夕方頃から腹痛と吐き気を催し、うわぁこれジャガイモかなあと思っていたら、夫もまったく同じ症状で……。

味噌汁は前日の夜に作ったものですが、この時期はまだそこまで暑くなかったので、翌日の昼に火を通して食べたからといって吐き気と腹痛になるほどの状態ではなく。

ジャガイモ以外にありえない……!と思うのもままならず、そのまま数時間、寝落ちしました。

すっかり治った!と思えたのは翌日の朝、起きたときです。

ちなみに農林水産省のHPを見てみると、

体重が50 kgの人の場合、ソラニンやチャコニンを50 mg(0.05 g)摂取すると症状が出る可能性があり、150 mg~300 mg(0.15 g~0.3 g)摂取すると死ぬ可能性があります。

とのこと。実際、どのくらいの量を食べたかはわかりませんが、50mgは超えてたんかなと。死なんで良かった。

ソラニンやチャコニンは、加熱すればOKというものではないので、まだ袋にいくつかあったジャガイモは、泣く泣くごめんなさいしました。

なんかいつもより緑濃いかも?と思ったときは、皮をあつ~~~くむく、少量食べてみて味が変かどうか確かめるなど、気をつけたほうがよさそうです。

ジャガイモで食中毒ってホンマになるんかい?と思っておられる方も、ホンマになることがありますので!怪しいジャガイモを見つけたときは慎重にご決断ください!

なかなか吐き気が止まらず辛い思いもしましたが、悪いのはジャガイモではなく、わたしの保管方法かなと思っています。

ちょっと間、ジャガイモ食べるの不安でしたが、収穫できたらたぶん食べるんやろなあと、自給の偉大さにたやすく負けてしまう自分を知ったこの頃でした。

お読みいただきありがとうございました♪

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