みやもと あかり

株式会社ロフトワーク ディレクター( https://loftwork.com )/ …

みやもと あかり

株式会社ロフトワーク ディレクター( https://loftwork.com )/ 暗やみ本屋ハックツ プロデューサー( http://www.hakkutsu.info )/ 和菓子屋の娘 / わからないものを、楽しみたい。

最近の記事

地域共創のこれから——プロジェクト型の関わりによって、コミュニティにどんな変化を促すか 

これからの時代、1つの組織や地域だけでは立ち行かないことばかりです。 そこで、「競争」ではなく共に未来をつくっていく「共創」という考え方が広がってきています。 さらに、「共創」には「多様性」が必要とも言われます。 しかし、多様な人々がただ集まっただけでは、「共創」は生まれません。 もし人がいっぱいいるだけで「共創」が起きるなら、渋谷駅では毎日すごいサービスが誕生しまくっていることでしょう。 そこで、1つの場所・地域の中で新しい価値が生まれるということはどういうことなのか

    • 「何者かにならなければならない」という呪縛

      都市計画の会社からクリエイティブの会社に転職して、もうすぐ3年が経とうとしている。(光の速さ 今の会社に入社してからの2年半は、もう本当に必死でがむしゃらで、今ではその甲斐?もあってか、プロジェクトマネジメントやディレクションのカケラをようやく掴みつつあり、少しずつ手応えも生まれてきた。 特に、コンセプトをクリエイティブに落とし込むところに面白さを感じた私は、今更感はあるものの、もう少し体系的にデザイン、特に建築を学びたいと思い、働きながら4月から通信制の大学に通うことに

      • 溶ける都市の行方

        コロナによる「職住近接の暮らし」から見えてくるものコロナの影響を受けた私たちは、移動が制限され、リモート勤務を余儀なくされました。それは緊急事態宣言が解除された今も、「職住近接の暮らし」というある種の価値観として残っています。 この「働く場」と「住む場」といったような1つの目的が同じエリアに混在する、もしくは同じ空間に同居すること自体はコロナ前から特定のエリアや働き方をしている人にとっては珍しい話ではないですが、この流れが都市の土地利用として、より個人や企業の裁量で機能する

        • A Piece of City 1 【選ばれし軒先】

          都市の中に潜む違和感を見つけて考察するシリーズ。 第一弾は、先週高円寺に行った時に見つけた、アパートの軒先にあったこの看板。 石材に油彩マーカーで「6さい〜59才 すわらないで!(タバコを吸うなんてもってのほか。)」と書かれている。 大家さんは、誰かにここに座られて嫌な思いをしたのだろうか。ヤンキーがタバコ吸いながらたむろしたり、ホームレスが寝転んだりしていたのだろうか。 ここで面白いのは、着席を全面禁止するのではなく、"座れる世代もいる"というところだ。テキストもよ

        地域共創のこれから——プロジェクト型の関わりによって、コミュニティにどんな変化を促すか 

          土地の記憶をたどる:Day1

          リモートワークが板についてくると、自分が住んでるまちに目がいくようになる。すごい近所に良い感じの公園があったりとか、お気に入りのお豆腐屋さんを発見したりとか。好きなものが周りに増えることは嬉しい。 そんな、自分の生活圏に興味のなかった私でも、引っ越してきてからずっと気になっていたものがある。それは、近所にある「大きな木」だ。 彼(彼女かもしれないけど、彼だと私は思う)との出会いは2年前。家から会社までの通勤路に、彼はいた。 彼が立っているのは、広大な空き地の中。空き地な

          土地の記憶をたどる:Day1

          ありのままが、あるところ。

          7年前、私は怒っていた。 「なんでこの人は、私が良かれと思って接しているのに、考えを改めてくれないのか」と。 とても大切な人だった。自己中心的な考えの押し付けではなく、心から相手のことを考えてのことだった。(と、当時は思っていた) そんな時、もう一人の大切な人から言われた、「その考えが正しいか正しくないかは置いておいて、誰かのためであれ、それがお前のエゴだ」と言われた言葉は、今でも私の心に残っている。 仕事柄、そんな昔のことを改めて思い出すような機会が増えてきた矢先、

          ありのままが、あるところ。

          "日本"という村を創る

          私には、夢が2つある。 それは、「"日本"という村を創ること」 そしてもう一つは「企てる人を増やすこと」 自分が目立つことはそんなに得意ではないですが、信条を守るために、然るべき時に情報発信をしていきたいと思います〜

          "日本"という村を創る