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動作法というおもしろい体験

夏休みのしおりを見ながら
「あぁ夏休み長かったー」と言う昨日の子ども。
今日は、変わらずに学校に淡々と行きました。

夏休み中に面白かったのは「動作法」。

心理療法の1つらしく、心と体は繋がっているから心も見つつ、体も整えましょうというもの。

数年前から知っていたものの時間的なことやお金的な事で躊躇しててようやく…。

というのも中学進学にあたっての見学で本人、緊張から吐き気&寝込むという事態に見舞われ散々だったから。

なおかつ小学校の授業参観を見ていたら(というか前からそうだったけど)大勢集まると(10人ぐらい集まっちゃうともうダメ)輪から離れたところにしかいれない。
彼が楽しみたい運動(サッカーやドッチボール)に積極的に参加出来ていないなぁと感じたため。

タイミングってあるよね。
今だと思って通ってみました。

やってみて面白かったのは、彼が自分の体の事をよくわかっていた事。

たとえば先生が
「右手を上げてみましょう。下げてみて。」
「次は、左手を上げてみましょう。下げてみて。」
「どっちが上げにくかった?」と言った時に彼は即答。

「左手!」おまけに…
「なんかお腹が引っ張られるんだよー」と…。

先生が様子を見ていて(私も観察していて)
やっぱり左が上げにくそう。そして、実際に目も左の視力が弱い。

「頑張ろうと思うとどこに力が入る?」の質問も面白かった。
「お腹に力が入るんだよ。」との事。

あぐらで座ってみるとお腹で座っている。
背筋が伸びてバスト下あたり?のところに力が入ると良いらしい…。
なるほど…。

私は、自分の体の事ってそんなに即答できないし、そんなふうに感じた事がない。
普通がどうかわからないけれど、彼の言う事は本当だし、それだけたくさんのことを感じながら過ごしているんだって改めてわかった。

「心と体のお教室」と言って通っていたけれど、
体を動かすのは少し、その他は先生がじっくりお話を聞いてくれる。
(私は、にこにこその場にいれば、話が面白いように転がっていく。)

1度目のセッションが終わった時に
「ママ、体はあんまり動かさなかったよ。」と言った後に
「ママ、でも嬉しい気持ちになったよ。」と彼が話した言葉も面白かった。
楽しいじゃなくて、嬉しい。
先生が言葉をさえぎらずにずっと話を聞いてくれたのが、嬉しかったんだと思う。

そんな訳でセッションに伺えば、怒涛のように話す。人見知りなのに?

これは、他の場所でも発揮され、少し馴染むとコミュニケーション取ろうとする姿が見られた。
(もちろん気まぐれではあるけれど…。)

でも、このタイミングで行けて良かったかも。

昔、強い風が吹く日があると「毛穴が痛くて外に出られない。」という自閉症の人がいたと聞いた事がある。
その事を思い出しながら通っていた。

彼らには、なにか繊細に?敏感に?センサーがあって、何かをキャッチしちゃうんだろうな…。
でもそれは、全然わからない事じゃなくて、忘れられているものだったり、我慢している事だったりするんだろうなって思ったりしてる。

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