【エッセイ】自分で自分の首を絞める

とある女性芸人さんと、現在売り出し中の人気アイドル。番組のロケで、名物の伊達巻を提供するお寿司屋さんを訪れたそう。でも、伊達巻は一人前しかない。結果、じゃんけんで勝ったこの女性芸人さんが、一人で食べたそう。この番組を観ていたアイドルのファンが、「強欲」「少しも分けないんですね」など批判をした為、この芸人さん、Twitterで謝罪したとの事。。。

「箸の持ち方おかしいです。きちんと教育されなかったんですか?育ちの悪さが出てますよね。」

とか

「あの時のあの態度・対応良くないです。どういうつもりなんですか?」

とか

数え上げられないくらい、芸能人・有名人など表舞台に立つ方たちは重箱の隅をつつかれる訳ですけれども、道徳観・倫理観・マナーというものに、年々縛めつけられているような気がします。仰ってる事はとても良く分かるんです。正しい事を言っているのは本当に良く分かるんです。でも、そんな事で批判されるの?と感じる事もあるんです。人間自身が、息苦しくて生きにくい世の中にしているような気がするんです。TwitterなどSNSがこれだけ発達し、簡単に多くの人間が主義主張を発信しやすくなった事が大きな要因だとは思うんですが、自分で自分の首を絞めているような・・・。

確かに、批判されてもおかしくない事柄もあります。でも、それを判断する線引きは、誰もできませんよね。かと言って、正しくない事を野放しにする事もできない。そのせいもあって、今は何でもかんでも批判しがちですよね。ちょっとした危機感があります。

分かるんです、分かるんですよ。いくらじゃんけんで勝ったとはいえ、名物の伊達巻を独り占めするなんて、欲張りですよね。優しくないですよね。気が利かないですよね。自分の応援しているアイドルが、伊達巻食べれないなんて可哀そうですよね。仰ってることは正しいです。ぐうの根も出ません。

でもね、多少大目に見てあげて。会社や学校でこんな感じの事やってみたら分かりますよ。簡単にあなたの居場所無くなるから(笑)。

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