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「保育園の木のおうち」

小さな木のおうち
中にはちいさなベンチが
ふたつ向かいあう
ここでお話しすると
たちまち仲良しさん

入り口はひとつ
誰でも遊びにこれる
入っていい?
いいよー
屋根に登ろうよ
いいね!
みんなで上がってお揃いのポーズ

中は砂だらけ
周りはたくさんの足跡に
囲まれてる
それも含めてこのおうち

色は褪せて
傷が目立つ
ところどころ補修の跡
それって
愛された勲章だ

少しかがんで
背中を丸めて
ゆっくり出入り

いつのまにか
同じくらい
大きくなって

こうしておうちを
卒業していく子供たち
たくさん遊んだ
同じ大きさのおうち
ありがとう

たまに戻ってきてもいいんだよ

そう言っているかの様に
入り口に扉は付いていない
小さいけどあったかいおうち


娘が通う保育園の園庭の片隅にある木のおうち。
先日久しぶりに遊んだよと話してきて思い出しました。

いつもたくさんの子が遊んでいて人気のこのおうちは木で出来ていて中には3〜4人入れて中で家族ごっこをしたり、屋根に登ってみたり色んな遊び方をしています。

まだ娘が就園していなかったとき上の子のお迎えの際にはこのおうちでよく遊びましたが当時は楽に入ることができた入り口も最近は頭を下げて入るという状態に。

大きくなったなんだなとしみじみ。

来年からは小学生。残りの時間を思う存分楽しんでほしいです。

思い出の詰まった小さなおうちの詩でした。

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