写して書いて、すこし未来の自分へ
年末にあげた伊勢・宮川堤の桜の記事の写真はOLYMPUS OM-D E-M10 Mark IVで撮った。伊勢に行った3月以降、一度もこのカメラを使ってなくて、それは暇がなかった以上に、実は2本あるズームレンズのうち使い勝手のいい広角寄りのズームレンズのキャップを伊勢で紛失してたからだった。記事にしたおかげで思い出した。
なので年始一発目のお買い物はレンズキャップ286円也。あとストラップも、デジタル一眼レフマイ初号機Nikon D70から2号機3号機…と18年使いまわしてたけど、太いレザーのは小型のミラーレス機にはバランスが悪く取り回しが不便なので、ハンドストラップに変えることにした。あとついでに、中距離単焦点のレンズも買った。……すいません買い物はこちらがメインです。
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年末、息子に部屋の大掃除を依頼したら、古いコンデジが出てきた。祖父(私の父)から誕生日プレゼントに貰った2011年製OLYMPUS VG-110。
抽斗の中、すっかり存在を忘れていたカメラだったけれど、近年CCDイメージセンサーの中古デジカメが密かに人気だと耳にしたので、綺麗にして充電した。まだまだ問題なく使えそうでちょっと嬉しい。
入れっぱなしだったSDカードには1700枚ほど撮影データがあり、息子が撮ったものと親が撮ったものが半々ぐらいだろうか。
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以下の写真は確実に息子が撮ったもの。2016年3月だと小5になる直前かな。春休み、私は仕事で同行できず息子の同級生のお母さんが一緒に水族館に連れて行ってくれたはず。
こんなふうに撮ってたんだなあ。
ほかに3年か4年頃の夏休みの児童館やキャンプ?などの写真があった。これより後は、中学になる前にスマホを持つようになったので、わざわざデジカメを持ち歩かなくなったと思う。
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なぜ写真を撮るのだろう。考えたら、文章を書くのと同じような気がしてきた。撮りたい書きたいのは、心が動いた瞬間だ。けど、撮っても書いてもどちらも拙くて独りよがりで素人丸出しで、こんなもの残して何になるのかなあと及び腰になることも多い。
人は変化し忘れていくもので、いつの間にかいろんなものがぼろぼろとこぼれ落ちてしまう。小さくて、他人にとってはとりとめのない、けれど自分には愛おしい瞬間ほど。
だから、未来の私がもう一度、手にして愛しめるように、そんな小さなものをもっとたくさん撮って書いて留めておこう。未来の私への応援、それは、ちょっと楽しい気がしてきた。
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