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バックエンドエンジニアだった私が LeSS のスクラムマスターに挑戦してみて

はじめまして。株式会社シャペロンでスクラムマスターを担当している いのもえ です。
もともとバックエンドエンジニアだったのですが、 シャペロンへの入社をきっかけにフルリモート環境下の大規模スクラム LeSS のスクラムマスターにキャリアチェンジしました。
この記事では、会社が私にしてくれた支援や、今感じていることを紹介します。
転職先をお探しの方や、入社を控えている方の参考になりましたら嬉しいです。


入社のきっかけ

もともと、コードを書くよりも人の話を聞きに行ったり、議論をファシリテートしたりするほうが好きで、キャリアの方向性としてはマネジメントに関わる役割が向いているのだろう、と思っていました。
「スクラムマスター」という役割には数年前に出会っていて、権限を持たずにチームを自律した状態に導く役割である点に強い興味がありました。
前職ではエンジニアリングマネージャーを担当していましたが、権限を使って人の評価をすることがどうしても肌になじまず、年齢的にキャリアチェンジするなら今くらい(30 歳)かな…という気持ちもあって、転職先を探していました。
株式会社シャペロンに出会ったのはそんな悶々としたときで、はじめはプロダクトオーナー候補としてお声がけいただきました。
カジュアル面談の中で「実はプロダクトオーナーよりもスクラムマスターに興味がある」とお伝えしたところ、快く選考内容を変更してもらい、スクラムマスターとして選考を進めることになりました。

選考中、特に内定承諾に強く影響があったと感じるのは以下の 2 点です。

  1. 穏やかな方、丁寧なコミュニケーションを心がける方が多く、入社後に困ったことがあっても対話により解決できそうに感じられた

  2. オファー面談で想定されるキャリアプランを提示してもらい、自分の今後の成長について一緒に考えてもらえる環境であると感じた

「スクラムは 1 箇所に集まって現地で一緒に開発するほうがうまくいく」というイメージが強い中、フルリモート環境下、しかも普通のスクラムではなく大規模スクラム(LeSS)の専任スクラムマスターへのチャレンジはやりごたえのある課題であり、また、チャレンジを暖かく応援いただけそうな環境(在籍している方はもちろん、福利厚生などの制度面でも)だと感じました。

入社してからやっていること

2023 年 1 月に入社し、現在は LeSS のスクラムマスターとして 3 つのチームを担当しています。他のスクラムマスターはいないので、 1 人で LeSS チーム全体を担当していることになります。
スクラムマスターとして各チームの観察及びフィードバック、スクラムイベント等のファシリテートはもちろんのこと、 LeSS やスクラム周辺の特定領域を深めるワークショップの開催、評価制度やチーム運営に関する議論に加わったりしています。(フルリモート下での LeSS 実践の詳細については、また別の記事を執筆したいと思ってます!→ 書きました!)

なお、 入社直後から約 3 ヶ月間は、エンジニアとしてのオンボーディングを簡単に受けた後、Certified ScrumMaster の研修受講および資格取得、前任スクラムマスターからの引き継ぎなど、必要な知識のインプットに努めていました。過ぎてみるとあっという間でしたが、アウトプットが出ないことに対して私が焦るたびに「3 ヶ月はオンボーディング期間」と何度も言っていただいたおかげで、キャッチアップにしっかりと時間を使えたと思います。

また、スクラムマスターの業務とは少し違いますが、採用業務も担当しています。候補者のピックアップやスカウト執筆、面接への同席などを行っています。

入社して感じていること

やりごたえのあるチャレンジと、チャレンジを支援してくれる環境を期待しての入社でしたが、期待以上だと感じています!

自分がパフォーマンスを出せるように環境を作れる

入社してから本来のパフォーマンスを出せるまでに、メンターや上長(CTO)との 1on1 などから支えていただいたのはもちろん、フルリモート環境なのもあって自分でカスタマイズする側面が大きかったように感じています。
例えば、Certified ScrumMaster の研修は自分で希望を出し、会社の経費として申請できるようにしてもらいました。相談してから翌日には快諾いただき、翌週には受講できました(急すぎる海外送金に伴い予定外に銀行に行ってもらったりしました…この辺もかなりご迷惑をおかけしていましたが、温かく対応いただきました😭)
環境面では、入社直後にはフルリモート支援金が 10 万円支給され、自分では手が出しにくい高額なマイクや、目の負担を軽減するためのスクリーンバーを設置することができました。他にもメンバー自由経費として年間 12 万円まで支給されていて、書籍など仕事に直接関係があるものはもちろん、ホットアイマスクや気分転換用のお気に入りの飲み物なんかを購入しています。
業務内容においては、スクラムマスターとしての仕事だけでなくキャリアチェンジ前に好きだった業務も担当できています。具体的には採用業務やコーポレート業務の支援で、両立することで大変に感じることもありますが気分転換にもなっています。

丁寧なコミュニケーションが求められる

入社してみて、丁寧なコミュニケーションが会社の社風である、という認識が一層感じられています。
テキストベースでも口頭ベースでもそうですが、実際にコミュニケーションをとってみるとみなさんの語彙力の高さや言語化能力の高さなどに驚くことが未だに多いです。特に私はテキストベースのコミュニケーションはキツめに受け取り勝手に傷つきやすい方ですが、半年在籍してみてそのように感じたことはありません!
また、私の場合テキストコミュニケーションでは主語が抜けたり、言葉の使い方を間違ったまま送信する場合があるので、この点についてはまだまだ鍛錬が必要だと感じています。
他にも、フルリモート特有かなと思う点でマイク等の自分の使う設備にコストをかける必要が高いと感じたり、ホワイトボードを使うようなやりとりをとっさにしづらい環境ですので会議の設計にも工夫が必要だと感じる場面が多いです。このあたりは慣れもあると感じます(入社直後よりは慣れてきて、気にならなくなってきました)

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弊社に少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ以下の Entrance Book もご覧ください。
今回は紹介しきれなかったプロダクトの情報や福利厚生についても記載しています!


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