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italkiで日本語の教師を目指す!

こんにちは、ミヤコです。

kindleを読んでくださった方から「italki デビューのお手伝いの仕事はされていませんか?」と問い合わせをいただきました。

読んでくださっただけでも嬉しいのに、こうして連絡を頂けて本当に嬉しいです。ありがとうございます。

さて、せっかくなので、kindle 本の「三章 オンライン日本語教師の始め方~応募から初期準備まで~」のうち、これらの項目を、もう少し詳しく掘り下げていきたいと思います。

① レッスンの設定
② 自己紹介文
③ 自己紹介ビデオ

いくら良い先生であっても、初めの生徒獲得が上手くいかないことには、そこから先に進むことができません。学校に所属しているときにはする必要のない、自分を売り込む力である「営業力」が必要です。

営業が上手くいき、予約でいっぱいになっていた頃

また、日本人に向けての集客と、海外の人に向けての集客は、少し変えなければならないところがあります。(日本人の場合は「謙虚」で、「丁寧」なところがプラスに評価されることが多いけれど、海外ではとにかく「自信がある」「意見をしっかり伝えられる」ことが好まれる、等)

難しいですが、お客さん (営業の視点で、学習者のことを今回はお客さんと呼びます) が目の前に来る前に、自分の強みや、レッスンで行うことまである程度選定しておく必要があります。それができていないと、せっかくレッスンの予約が来ても、その場しのぎになって、固定客ゲットのチャンスを逃してしまうかもしれません。

始める前に自分のレッスンについての考えを練っておいて、目の前に来たお客さんに合わせて、そのレッスン案を修正する形です。

実際に私が日本語教師の体験レッスンを行った後、学習者さんから頂いたコメントです。

2行目に「授業の前にクラスの準備をしっかりしてあったことが明確だった。熱心でゆったりできるクラスだった」という内容が書いてある。
2行目に「対話式で素晴らしく、視覚教材が充実していた」という内容が書いてある。

2名とも、ベタ褒めしてくださって、こそばゆいような、嬉しいような気持ちです。一生懸命レッスンをした結果、こんなに褒めてもらえると、やる気が出ますよね。

「楽しく」「リラックスできる」レッスンをするためには、ある程度見通しをもって準備しておくことが必須です。引き出しがあればあるほど、来たお客さんに合わせて、合うものを提供することができます。

とはいっても、もちろん「お客さんが来る前から一から十まで全てマニュアルを作るべき」と言っているわけではありません。そうではなく、必要な下準備をする、ということです。

実際に学校で教えるときだって、「生徒のレベルがわからないから準備せずに授業に臨む」という先生はなかなかいないですよね。授業目標に合わせて計画・指導案を練って、教材を準備して、授業の見通しをもった上で、教室に入るはずです。相手に合わせて計画を変えるのは、準備があった上でできることです。

① レッスンの設定
② 自己紹介文
③ 自己紹介ビデオ

この3つの視点での話に加えて、今回の記事では参考までに、固定客を獲得するために私のとった戦略もお話しします。

また、ご希望の場合は先着10名 (本日 2021.12.20 の時点で残り9名。最新情報はお問い合わせください)まで zoom で30分間の無料相談を行います。「italki で日本語教師になったがどうしていいかわからない」「日本語教師が気になる」など、私が答えられることなら何でもお答えします。その上で、さらにセッションを継続したい場合は、またご相談ください。

それでは、内容に入っていきます。

① レッスンの設定

一番大変だけど、一番大事なのがここです。italki ではプロの講師で5レッスンまで、コミュニティチューターで3レッスンまで、レッスン内容と料金を設定できます。

まずはリサーチ

kindle 本にも書きましたが、自分の条件に近い先生で、予約を多くとっている先生を検索しましょう。

また、italki を使って他の言語のレッスンを受けてみることもおすすめです。自分が講師を選んだときに「自分はいま、数ある講師の中からどうしてこの講師を選んだんだろう?」と分析しましょう。

(詳しくは italki 本をご参照ください)

そうすると、どこに力を入れてどんなレッスン内容を書くと魅力的か、学習者の気持ちになって考えることができます。

自分の日本語教師としての希望を知る

まずは自分がどうしたいのか、時間をとって紙に書き出してみてください。

  1. 受け付ける学習者の日本語レベル

  2. 英語圏に絞るのか、日本語のみでいくのか (他の言語をターゲットにするのか)

  3. キッズを受け付けるのか、ママパパを受け入れるのか

  4. ビジネスに特化するのか

  5. 教科書を使うのか、そうでなくてもどのような教材が使えそうなのか

  6. 逆に受け付けられない生徒はどんな生徒なのか

これらのことを、現時点で考えてみてください。

実はこれができることが、フリーで教えることの最大のメリットの一つです。こちらから教えたい内容を選べるって、素晴らしいです!

例えば「私は、難しい言葉を使って議論するのは好きじゃないから、初級者と中級者だけを専門にして教えます。」と、ただ単に自分の好みだけで、教える内容を決められちゃいます。

これが学校に勤めていると「○○先生、今年は上級1のクラスをよろしくお願いします」と言われてしまったら「すみません、私上級者に教えるのは好きじゃないのでお受けできません」とはなかなか言えないものです。

だから思う存分自分の心と向き合って、何がやってみたいのか、自分にとってワクワクするのはどんなレッスンか、思いを膨らませてください。

その上で他の講師を参考にしつつ、レッスン内容を作っていきましょう。

後から気が変わってもいいんです。

学習者のことを考えつつも、まずはとことん自分と向き合うことが大事。

「こんな人に来て欲しい」というイメージができているほど、具体的な紹介文を書くことができ、その条件に近い人が来てくれるようになります。

日本語だけでなく、レッスンで使いたい言語全てで書くことをお忘れなく。

② 自己紹介文

「私について」欄

①レッスンの設定 ができていれば、自己紹介に書いてアピールするポイントが見えてくるはずです。

自己紹介文は、いわば就活でいう「自己PR」

ただの「名刺交換」的な自己紹介とは違います。

学習者に知ってもらいたい大事なポイントから順に、自己紹介文を書いていきましょう。これには訳があって、学習者が途中で読むのをやめてしまっても、伝えたいメッセージを伝えられる利点があるからです。

例えばこれらの例は、どんどんアピールしてOKな内容です。

  • 「出身地」

  • 「趣味」

  • 「訪れた国」

  • 「留学経験」

  • 「好きなアニメ」

  • 「言語学習歴」

  • 「フリートークで話したいトピック」

逆にNGな例はこちらです。

  • ネガティブな内容

  • 教える内容に関係のない内容

限りある文字数に、少しでも「この先生と話してみたい」と思わせる前向きな内容を盛り込みましょう。

ぶっちゃけ、ここでは「あ、この先生いい人そう!面白そう!」「せっかく勉強するのなら、この先生と話して楽しい時間にしたいな」と思ってもらえる文章を書くことができればOKです。

そして、日本語を教えるのに使いたい言語があるのなら、その言語でも書くことをお忘れなく!ここでも、優先させたい言語から書きましょう。

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