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職場の人間関係~リーダーシップについて

社会人になって仕事を始めると、起きている時間の多くを職場で過ごすことになります。
気持ちよく働ける職場であればいいんですが、何かの不満要素があったり、それが大きかったりしたら、それは大きなストレスとなってしまいます。
ストレスを感じる➥疲れる➥ストレスをはね返せない➥どんどんストレスが大きくなる➥…
体調も悪くなる人も多いでしょうし、仕事を辞めてしまおうかと思い悩む人もおられると思います。


リーダーシップについて ~PM理論~

企業に勤めていたとき、社内の人間関係の相談も多く、その中で管理職の方から部署の方に関する相談、反対に管理職に関して周りの方からの相談も受けていました。
管理職に悩む人もいれば、悩める管理職もいる。
今日はリーダーシップについて書いてみたいと思います。
(管理職:『部下の指揮・管理を行い、責任を持って組織の目標達成を担う
      役職者』と定義して書いていきます)

組織によって管理職選出の方法は違うと思いますが、例えば営業成績がいいから営業部長に向いている、とか、看護や医療の知識がはんぱないから看護部長に向いている、ということは決してないです。これは組織に属している人なら充分理解できると思います。
もちろん仕事の成果を上げるためには技術や知識は必要だし、看護部長が看護の知識が低ければ部下(フォロワー)は困るし、その業務の知識は最低限必要です。

リーダーシップについては『PM理論』という考え方があります。
P=パフォーマンス(課題達成機能)
  メンバーの活用、目標達成計画の作成など
M=メンテナンス(集団維持機能)
  メンバーを信頼する、認める、公平に扱う

それぞれの水準を2つの高低に分け、4つに類型化していき、そのリーダーのリーダーとしての力を考えていきます。

pm(P↓M↓)=課題到達機能、集団維持機能ともに低いリーダー
  ・周りが困ります。「俺知らんし」「そっちでやっといて」的な。
   いますよね。リーダーになった途端このタイプになる人って結構多い
   と思います。
Pm(P↑M↓)=課題到達能力は高いが、集団維持機能は低いリーダー
  ・目標達成(成績)に関わるリーダー行動を特に実践しているが、メン
   バー間の人間関係や雰囲気には配慮していない…いますいます。業務
   はできるけど冷たいタイプ。情緒的なことが苦手なリーダーは割とや
   っかいです。
pM(P↓M↑)=集団維持機能は高いが、課題到達機能は低いリーダー
  ・集団内の人間関係の調和やメンバーへの情緒面を配慮することに重点
   を置くタイプですが、Pがどれだけ低いかが問題になってくると思い
   ます。経営側がその集団の成果を問題としていなければ、リーダー力
   は充分あると思います。
PM(P↑M↑)=課題到達機能、集団維持機能ともに高いリーダー
  ・理想です。ご自身のリーダーがPMリーダーならロールモデルにして
   ください。そしてこのタイプのリーダー様、体調に気をつけて、モチ
   ベーションを維持なさってください。



管理職の方、会社からと部下からの間でいろんなことを考え、調整し、指導し、提言し…と、お仕事大変だと思います。
パフォーマンスはチーム全体で動いて成果を上げていくことができますが、メンテナンスは『管理職だからこその視点でメンバーに関わる』ことで向上していくものです。
「お疲れさま」「大変なことはない?」「がんばってるね」などの声かけもメンテナンス力を上げていきます。そんな一言がチームが円滑に動く潤滑油になるはずです。

管理職に困る人、困る管理職が少なくなりますように。
みなさまの職場が働きやすい職場でありますように。









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