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地味に面倒なんだけど、完成品したらそれを思わせない編集&校正


仕事でよく使っているフリクションの赤。
ほんとに重宝しています

ここのところ短期集中的に仕事がちょっと忙しいです。
年表用のリストをコツコツとデータ入力しているけど結構ボリュームがあって、果てしない。
単に入力というより、文章で書かれたものを要点だけ絞ってまとめながら要約していくので頭も使うし時間もかかるんですよね…。

でも年表作成していると、その時々の社会情勢や経済状況、流行した言葉や商品なども知り得て、なかなか面白かったりもします。
明日からもまだまだ作業は続くけど、適度に休憩しつつ頑張ろう。

並行して別の出版物の仕事もやっています。
こちらはエッセー。
エッセーは比較的著者の思うがままに書いている作品だから、事実確認や時代考証もそれほど多くないのでやりやすい。

ただ、内容に楽曲(歌詞)や書物からの転載などがあると著作物の利用申請をしなくてはならないのでやや手間がかかります。

「引用」か「転載」かで扱いも違ってくるのですが、転載の場合や、引用の定義・条件を満たさないときは許諾が必要。歌詞を載せるときは悩ましいですが、引用で扱うには難しいことも多く、申請しておいた方が無難だったり。

歌の歌詞を載せる際はたいていJASRACに申請しますが(委託されてない曲は管轄の事務所に申請)、特に海外楽曲の歌詞を載せる際は、JASRAC申請の前に楽曲を管理している音楽出版社(サブパブリッシャー)に申請して同意を得なければJASRACに申請ができなくて、単刀直入に言うと、面倒でございます⋯。 

しかもサブパブリッシャーに申請するにあたって、英語で概要を書かないといけなかったりで。
ケースバイケースですが。

こんな時は自動翻訳のアプリがあると便利!
シンプルな日本語の文章で概要を作って英訳。
その英訳をまた和訳してみたりしてなるべく精度よく英語の文章に仕上げます。
いえ、そんなの使わなくても英語ができれば困りはしないんですけどね。ははは、ふぅ⋯。

しかも海外楽曲を使用する際は使用料が邦楽より高い!少しのフレーズだろうとお構いなくお金とる。
 
そんなこんなで、当たり前に文章で綴られている書籍も、原稿整理、編集に始まり、校閲や校正や著作物許諾申請作業など、見えないところで手間をかけているんですよね。
 自動校正ツールもありますが、やはりケースバイケースで、杓子定規に判断できないところもあるわけで。

結局は人がどこかで確認した方が安全で安心。
AIもすごいけど、ふと思った。
AIが校正できるようになったとしても、そういう著作物の転載、引用などはどうやって判断して誰が申請するんだ?と。やっぱり人が入らないと難しいのではないか。

AI以前の問題で、電子書籍など手軽に個人でできる時代になり、自分で電子書籍用のデータを作って電子書籍として販売している個人の方もいると思うけど、その辺はどうされているんでしょうかね?

各自の判断で許可をとってやってる人もいれば、著作権関係を詳しく知らないまま無許可で載せている人もいるのかなとも思うのですが。

誰もが容易に情報発信できるようになったものの、そのなかの専門的な部分でもプロに依頼するより各自の責任の元で行うのが今のスタイル。
ただコンプライアンスも厳しくなっているのも明らかなので、各自の責任も重くなっているのも認識して行動しないといけませんね。

脱線しつつとりもめもない内容になってしまいました。
とりあえず今日はこのへんで。

《追記》
スマホで入力したのもあり、読み返すとかなりの誤字脱字が⋯。あとから修正しました。たとえば「プ」と「ブ」など、歳をとると見間違いがあるのも要因の一つ。職業柄文字を見る立場なのに。自分の文章は適当なんです。




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