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強運の数字を味方につける野良犬ギャンブラーに幸あれ

きょうは『ヒプノシスマイク』のシブヤ・ディビジョン代表Fling Posseメンバー、超弩級のギャンブル狂の野良犬、有栖川帝統(ありすがわだいす)の誕生日です。帝統!おめでとう!おまえのことは人なつっこいでっかい犬にしか見えない!!大好きだよ!!

ヒプマイには最推し(波羅夷空却[はらいくうこう])以外に二推しが何人もいるんですが、帝統はそのひとり。帝統、好き。なにが好きって、まず声が好き。超好き。これに関しては帝統の声優の野津山幸宏さんが天才すぎる。帝統の声の良さって、なんて表現すればいいんだろうな………音域は高いけど掠れててハスキーっていうのか、喉の筋肉をうまい具合に締めたような、ざりざりしたやんちゃな感触の声で、めちゃくちゃ耳に残る。

「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +」という、登場キャラ全員大集合の曲でわたしはヒプマイを知ったわけですが、その曲で初めて聴いたときから帝統の声には惹かれた。いまも全員集合の曲で、帝統パートが来ると無意識に息つめて聴いちゃう。かっこよすぎんのよ。

あといじられキャラなところがマジサイコーですね。ときめきすぎる。まだ20歳で若いのと、おそらくは育った環境が特殊だったせいでかなり世間知らずな帝統は、幻太郎(夢野幻太郎。帝統と同じFling Posseのメンバー。売れっ子の職業作家で、息をするように嘘をつく)のつく嘘を間に受けて騙されて、だーっ!また騙しやがったな!とか一瞬怒りながらもまったく根に持たず、またころっと騙される。それのくりかえし。つまり、わたしの死ぬほど好きな三枚目キャラというわけです。降参。ええ、参りましたよ。付き合いましょう(?)。

ギャンブルが三度の飯より好きで、しょっちゅう素寒貧になってチームメイトの乱数(飴村乱数[あめむららむだ]Fling Posseのリーダー。ゆめかわな出立ちの人気ファッションデザイナー。小柄でめちゃくちゃ可愛い顔だけどかなりの切れ者)とか幻太郎に泣きついてお金貸してもらってて、考えなしのおバカちゃんに見える帝統だけれども、明かしていない大きな秘密を持っていて、その闇にも惹かれる。

何かというと、実は帝統は、敵対している中王区の最高権力者である内閣総理大臣、東方天乙統女(とうほうてんおとめ)様の、世間的には明かされていないひとり息子。しかしなんらかの理由があって縁を切られ、名字も別になり、いまの帝統は身ひとつで毎日賭場に通っては、生きるか死ぬかの賭けを繰り返して生きている無頼者。

その設定を知ったとき、もともとは身分の高い者が立場を追われて放浪をする、という、いわゆる貴種流離譚に近いなあと思った。ほんとうに貴種流離譚なのだとしたら、最終的に帝統は敵対している中王区を統べる者として、今の仲間を裏切って敵側に与することになるだろう。それが、セオリーだから。

帝統は誰とでもわりと屈託なく話すし、基本さっぱりした性格なんだけど、自分のことはほとんど語らないんです。過去のことはもちろん、自分がどういった人間であるか、ということはあまり口にしない。あんなにアホに見えるのに、そこだけは線を引いてるんです。陽→陰系のギャップ大好き侍であるわたしは、その点にもグッとくる。

あとねえ、ほんと、曲がいいですわ。ソロ曲2曲あるんですけど、どっちも最高。

「3$EVEN(スリーセブン)」の出だし、『Enter the stage!!』の力強さに一瞬で体温が上がる。もう好きな歌詞多すぎて抜き出すのも難しいんだけど、『お前が天使でも悪魔でもいいだろう 主導権はあくまでもmeだboy?』とか、つ・よ・き〜〜!!!ふだんぜんっぜん俺様じゃないいじられキャラなのに、いざラップとなると自分の実力は微塵も疑ってないところが最高。

『「そう信じるものは救われる この俺ならきっと報われる」 疑いもしない幼気な目を光らせてるハイエナ』……もうね、自分のこと幼気(いたいけ)とか言っちゃうあたり、すっげーーーー自分のことよくわかってるよ……たしかにあんためちゃくちゃいたいけだもん、甘え上手だし変なプライドに凝り固まってないし、正直めっちゃくちゃに可愛いもん。つきあいたいっていうか飼いたいもん。ヒモに向いてるもん

これぞRoman of the man 最後に笑うのは誰?』も、めちゃくちゃ男くさくて死ぬ。男のロマンとか平気で言っちゃうあたりが好き。
余談ですが、帝統の実母である乙統女様はこの歌詞に対するアンサーとして、「Femme Fatale」という曲で、『我々がルール 革命の章 最後に笑うのは乙女』と返してて超ゾクゾクする。ラップバトルのこのアンサーっていう文化、めちゃくちゃテンション上がります。かっこよすぎ。

男くさいといえば、『七転八倒でも立ち上がるのが男ってもんだぜ』もイケすぎててしんどい。イケ散らかしてる。こういう【男らしさ】の誇示は全然いやじゃないな。そのあと続けて『一見さんのビギナーズラック狙いが入る土俵じゃねぇ』とスッパリぶった切るとこも含めて大好き。

もう一曲の「SCRAMBLE GAMBLE」もやばい。『もしも運命のイタズラならそれさえもて遊べ』とか、すかっとする。過酷な運命のもとに生まれてきて、親にも捨てられるというはたからみれば散々な境遇なのに、悲観的にならない帝統の強さがにじみ出てて好き。
前も別の記事で書いたけど、サビの、『ありったけのPrize持ってこいBet it all Bet it all Bet it all Bet it all』の『Bet it all』がベリロ、に聴こえて、ベリロベリロベリロベリロ、のリズムがめっちゃくちゃ気持ちいい。ほんと好き。スリーセブンもそうなんだけど、帝統の曲はリズムがえげつなくいい。これをライブでも歌いこなす野津山さんのポテンシャル、良い意味で怖ろしい。

2番のサビ前の、『溶けて無くなるCANDYでも夢でも幻でもない シブヤグルーヴの独壇場 旅は道連れ Our life is gamble!!』のたたみかけ、サイコーにキマる。シブヤグルーヴの独壇場、かっこよすぎんだろ。懐っこいけど心の深い部分は見せてないというか、本質はドライっぽくて人情深そうにはあんまり見えないのに、チームメイトのことは大事に思ってるのがすごい伝わる。だって1番では『My life is gamble!!』だったのに、『Our life is gamble!!』になってんだもんよー。それにあんなに博打好きなのに、『神頼みも金稼ぎも今は興味ねぇこの仲間に全て賭けるぜ』って、はあーーーーほんっと、泣かずにはいられねえ〜〜〜。アツい〜〜アツい男だ有栖川帝統〜………

もう最終的には大好き以外に言葉が見つかりませんが、ほんと、幸せになってほしいもんだと心から思う。7月7日生まれ、177センチ77キロと、強運の数字に愛された男だから、きっと最後には自分の人生を完勝してくれると信じてる。彼のモットーは、「Love the life you live,Live the life you love」。つまり、「自分の生きる人生を愛せ、自分が愛する人生を生きろ」。ほんと、敵わんな。いつか愛が冷めるときがきても、この言葉はきっと忘れない。

(今日のBGM)
有栖川帝統「3$EVEN」
有栖川帝統「SCRAMBLE GAMBLE」

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