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介護職員の研修に1ヶ月もの時間をかける理由

ミヤケです!

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「人手」としてではなく、パートナー・仲間として、業務の幅を越えて活躍してほしいと思っています。

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さて、今回は、「研修」についてです。
研修といえば今くらいの時期だと「新卒研修」を思い浮かべる方も多いと思います。
新卒研修は社会人への入り口、あるいは入り口に立つための重要な期間ですね。
これから書く「研修」とは、新卒研修限定ではなく、「入社後の研修」です。新卒・中途に関わらず、とても重要な期間だと思っていて、僕たちもチームでも特に力を入れていることの一つです。

なぜ僕たちが研修を大切にしているのか。
書いていきたいと思います。

長期の研修は、労働集約でも元が取れる!

研修期間というのは、その期間「生産活動をしない」こととイコールなので各業界本当に考えて研修内容を考えいると思いますし、できるだけ無駄なく効率よく成長してもらえるような設計にしていると思います。

ただし、研修に多くの時間を使うことができる業界業種・企業はこれまで限られていると思われていました。
その理由は、その企業が持つビジネスモデルを見れば一目瞭然です。
1人で多くの資本を動かすことのできる業種や、テック系など1人で何十人何百人分もの成果をあげることのできる業種であれば、研修に多くの時間を費やしたとしても、リターンである成果は大きなものになります。

例えば、
研修を半年間実施する。
半年後、現場配属されてからは、毎年平均して2億〜3億の売上を初年度に上げ、営業利益ベースでも10%を下回ることがない。

これが実績として過去に挙げられていれば、研修に半年もの時間を使う価値があります。

しかし、僕たちがいる介護業界、広くいえば「労働集約型産業」においては、研修に多くの時間を使うことは敬遠されがちでした。

そんな中にあっても僕たちのチームは、研修に多くの時間を使うことに価値とメリットを感じ、そして成果を出してこられていると実感していました。

こちらのnoteにも書いたように、介護という仕事の中身を分解して考えれば、採用や教育・研修の重要性は明らかです。

労働集約型の介護事業であっても、研修をしっかりと実施することで、離職率は下がり、メンバーのエンゲージメントは上がり、モチベーションも上がりました。
それが証拠に、研修を長い時間かけ濃密に行ったメンバーは漏れなく利用者さんからの評判は高く、関係者の皆様からの信頼も厚いです。
自分の任せられている業務以外の仕事も、手が空いた時間を使って当たり前のようにキャッチアップしたり誰かに教えたりしてくれています。

介護事業は、構造上1人の職員が大資本を動かせるわけではないし、何十人分もの業務をこなすことが不可能です。
しかし、そんな労働集約の業態であっても、研修をじっくりやることで、中長期的に見れば大きな変化・成長、そしてメンバー一人一人は充実感を持って幸せに働くことが可能になるのです。

「即戦力」というラベリングは単なるマネジメントの手抜き

介護を始め、労働集約の産業においては「即戦力性」が持て囃されます。
即戦力であれば、教育のために長時間別の先輩職員を配置させ、教える時間を取らなくて済むからです。
勿論、時間という点においては、この考え方を理解することはできます。

しかし、それでは少々目的からずれているように思えてなりません。

そもそも事業を運営する目的は、自社の提供する事業を通じて、利用される方に満足していただき、質の高いサービスを提供し続ける、そしてそれが社会貢献につながる・・といったものだと思います。
であるならば、
職員のエンゲージメントやモチベーションを最大限に引き出し、ポテンシャルを最大化できるように努めるべきです。
研修の時間を削り、より早く現場の業務をこなすことよりも、
その1人の職員が自分の存在意義や価値を感じ、「ここでたくさん頑張ろう!」と内発的動機でもって思い、実践できるような職場を作ることの方が、目的に近づくと思うんです。

そして、その実現を「とはいっても人手が・・」と言い訳するのは、単にマネジメントがサボっているだけなんです。
それができない管理者やマネジャーは、仕事をしていないといっても過言ではありません。
それそのものを任されているわけですから。

研修による成果は、知識・技術・パフォーマンスではない!

では、研修によって得られるものはなんなのか。

前段でもエンゲージメントやモチベーションと書きましたが、
詰まるところ、どうなれば研修の成果が挙げられたと言えるのか。

それは、

・自分の存在を認める
 ーここにいていいんだ!
・内発的動機によるパフォーマンス
 ー誰かに言われたことだけでなく、自分の意志で考え、業務をしてみる!
・心理的安全性を感じる
 ーこのチームのみんな、優しい!なんでも聞ける!

決して、知識をつけることや技術を高めることを研修成果のKPIにしないでください。
それらは、誰でも長年経験すれば身につくんです。
でも、今しか身につかない、今だからこそ身につけることがあるはずです。それが上記の三つです。

人手とかじゃない。

あなたが必要だったし、あなたと一緒にいたいと思ったから、採用させてもらったし、
一緒に幸せに働きたいと、チーム全員思っています。

これが伝わり切れば、研修の成功です。


お知らせ!

ミヤケの所属する介護施設では、現在採用募集を再開しております!
一緒に楽しく幸せに働きませんか??

ご応募お待ちしております!

<終わり>


シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。