『やる』決断よりも、『やめる』決断の方がしんどいけど重要。
やります!
できます!
やったことないけど、やってみます!
一見無鉄砲に見えるくらいの勇気とチャレンジ精神は、とかく持ち上げられることが多いです。
その姿勢いいよね!
ミヤケの強いところだよなあ〜!
確かに、自己効力感は強いかもしれません。
ただ、リーダーや言い出しっぺに必要な資質・能力は、
『よし!やめよう!』
と言えることだと思います。
やる!と決めて動き出すことは、慣れてしまえば案外出来ます。
一方で、なかなか出来ないのは、この『やめる』決断です。
やる!時は、前を向き、リソースをかき集め、ゴリゴリと進めていけばいいんです。
もちろんそこには細やかな調整や根回しが必要で、大変です。
しかし、やらない!時はというと、伝え方、やりようによっては、後ろを向き、リソースを手放し、立ち止まってしまった、、、という印象を与えかねません。
外部の人からそう見えるならまだしも、
仲間にそう思わせてはいけません。
最近、やめる決断をしたので、その話に触れつつ書きたいと思います。
*
人気ない!!!
僕は今、仲間たちと一緒に「シニア向けスマホ教室」を運営しています。
特定の場所は決めず、声をかけていただいた地域コミュニティのいちコンテンツとして提供しています。
規模で分けると三階層になります。
・大規模:登録人数30名以上:二カ所
・中規模:登録人数10名前後:一カ所
・小規模:登録人数 5名以下:一カ所
今回の主役は「小規模」のスマホ教室です。
当然どんな教室でも小さな規模から始めていくことになるので、「小規模」はどの段階でも通る道です。
しかーーし!!!!
今回の場合は、あまりにも人気がありませんでした!!!
原因はいくつかあり、それも分かった上でのスタートだったのですが、流石に・・・といった具合だったのです。
運営を任せる次元じゃない!!!
もともとその場所は、他のメンバーに運営を任せようと思っていたのですが、とても渡せる状況ではありませんでした。
参加者の確保も難しく、”運営”というより、一対一の井戸端会議みたいな状況が続いていました。
参加者1名、ゼロ、という日も珍しくなく、場所代と時間だけが消えていくようになりました。
優先順位を決めて、大切なものに集中しよう!!!
なぜそうなってしまったのか、何が必要だったのか、についてはまた今度書きます。
テクニックではなく、感情でいうと、正直やめる決断をできずにいました。
なんとかこの場所この地域で成功させたい。
でも現実は甘くなく、どんどん追い詰められていました。
そこで僕が考えたのは、「自分たちにとって、大切なものはなんだろう?」ということです。
・仲間
・参加し続けてくださっている参加者
・活動の目的と未来
一度立ち止まってみると不思議なもので、「あれ?なんでこの場所にこだわっているんだろう?」と思えてきます。
大切にしているものではないことに振り回されていたことにも気づきました。
「やめる!」
そういえた瞬間、胸のつっかえがスーッとなくなっていきました。
一体何にそこまで固執していたのでしょうか。
それは多分「プライド」です。
今まで成功してきたんだから、ここでも成功するはず。というか、成功させなければ。。。
でもそれは、目の前にぶら下がった感情・欲に過ぎず、決して目的と未来を共にしている訳ではありませんでした。
自分は何に怖がっていたのか・・・
「やめる」と言うことで、チームにとって何か大切なものがなくなってしまうと思い込んでいたのです。
「やめる!」
そういったとき、運営を手伝ってくれているメンバーも、講師として手伝ってくれているメンバーも、一様に納得してくれました。
僕たちが大切にしたいものは、そんなちっぽけなものじゃない!
少しだけ前に進めた一日でした。
*
<終わり>
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