〇〇嫌いだったのに・・・
「スマホは毒」
「スマホなんて使わないよ」
「若い人は皆んなスマホ、スマホ、嫌だねえ〜」
「スマホは怖い」
「アプリは詐欺とかあるんでしょ?」
「習ってもすぐ忘れるの。どうでもいいからww」
「教えてくれるのはいいけど、どうせ使わないよ〜」
「スマホを使うと頭を使えない人間になる」
スマホ嫌いな人によくありがちな言葉集です。
中高年〜高齢になればなるほど、スマホ嫌い率は高まり、どこの教室でもこんな言葉を少しは耳にします。
では、その人たちは完全にスマホを分断しているのか?
僕は、そうではないと思っています。
「〇〇が嫌い」ということは、裏を返せば、〇〇、つまりスマホのことを意識せずにはいられない、ということだと思っています。(ポジティブに拡大解釈していますw)
そんな僕の偏った考えを実証ベースで証明してくれた一人の女性の話を書きます。
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不真面目キャラ「森さん」www
西葛西のスマホ教室が立ち上がって3ヶ月。
毎回毎回参加してくださる女性:森さん(仮名)がいらっしゃいます。
珍しく男性参加者の多い西葛西教室にあって、毎回参加の女性は珍しいです。
でも、その森さん、いつも真面目にスマホを覚えようとしないんですww
「私はどうせ使わないわよ〜」「覚える気ないんだものw」
そう言っては、LINEをちょこちょこと覚えては忘れたふりをして、他のみなさんがスマホを学んでいる姿をじっと見ては微笑んでいました。
ただ、一つだけ、この森さんが違ったのは、
「ほぼ毎回きちんと参加してくださる」
ということでした。
冒頭に書いたように、「スマホが嫌い」と言いながらも、ものすごくスマホに対しての意識が強く、どうにかして「スマホとの関わり」を持とうとしていたんです。
ディスりつつ学ぶ!
そんな森さんみたいな方にとっておきの勉強術を公開します。
①一旦スマホを置き、ひたすら世間話。
②森さんの趣味嗜好を聞き出す
③興味のありそうなアプリをダウンロードしてあげつつ、「ディスる」
例えば、実際の例だと、
ニュースをよくみるという森さん、いくつかのニュースアプリを教えながら、そのアプリをディスり続けます。
「興味のあるニュースを見続けてると、似たニュースばかり紹介してくれるんです。だから、若者はスマホ中毒なんです。最悪ですよね〜〜」
「このアプリは、お店で使えるクーポンをくれるんです。こんなもの食べ続けてると病気になりますよw」
そのアプリの「悪いところ」をひたすら教えつつ、操作してもらいます。
そうすると、森さんは、
「そうねえ、私はそうはならないわ!どうせ普段は見ないもんw」
「こうやるんでしょ?意外と簡単ねw」
ハマった!!!(心の叫び)
そうなれば、こっちのもんです。
アプリを掌握した。と思った森さんは、斜に構えつつ、じーっとアプリに目を落としては、ニュースの内容について語ってくれます。
そんな森さんの姿、
もう夢中ですw
LINEの操作も同様に、
「スタンプってなんの意味があるんですかね?皆んな暇ですよね〜w」
と言いつつ、二人でスタンプをバカにしつつ操作。
「こうなってるんだ〜」
「私はやらないわ〜www」
うん、やってるね。
ハマってるねw
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よく「いやよいやよも好きのうち」と言いますが、よく言ったものですねw
そう、僕たちが「嫌い」と思っているものは、実は僕たちの頭の中で強烈に意識していることの表れなんです。
・真面目に仕事するやつ嫌い
・料理を一生懸命上達しようとするやつ嫌い
・あの芸能人嫌い
それはもしかしたら、好きだったり、憧れていたりすることの裏返しなのかもしれません。
信じるか信じないかは、あなたs・・・
<終わり>
シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。