僕は200万の価値ある留学を創出する旅に出る(2)
宇野さんの留学についての話を聞き、留学に行きたくなっていた僕は、色々な妄想が広がった。
色々な人種の方と英語で話す自分
クラスで積極的にディスカッションに参加している自分
留学先でできた友達と遊んでいる自分
外国人女性といい感じになっている自分
僕の中の「留学」はとても輝いていた。
しかし当時は新型ウイルスの蔓延真っ只中、留学の募集は行われなかった。
少し悲しかったが、そんなことで留学を諦めるほど僕の気持ちは軽くはなかった。
早速来年の留学募集の為の準備をし始めた。
まず初めに、大学で行われている留学の募集要項などをみて回った。
すると以下のことがわかった。
留学には、私費、派遣、認定などさまざまな形があること。
留学を勝ち取るには選考を受けることもあること。
TOEFLなどの英語試験でいい結果を取らなければならないこと。
など
ある程度わかったところでやらなければいけないことが見えてきた。
それは英語のテストを受けることと留学の方法を決めることだ。
留学の方法に関しては答えは簡単だった。派遣留学だ。派遣だと日本の大学に通う学費だけで留学することでき(留学先の学費全額免除)、とてもリーズナブルな値段だ。それに加え他の選択肢は高すぎてしまう。例えば、認定留学では留学先の学費と日本の学費両方かかってしまう。合計で200万以上かかってしまう、こんなのでは通えるはずがない。
続いて、英語の試験についてだ。この時点では、派遣留学への応募はまだまだ先で余裕があった。TOEFLなどの英語の基準はどれも高かったが、最後の最後にテストでいい成績を収めるだけでいいので、期限ギリギリまで勉強を頑張ろうと思った。それが最適な案だと思い、まだまだ先の英語のテストの勉強を始めた。
しかし、その余裕が僕の留学計画を狂わすことになる。
続く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?