見出し画像

布団に入るけど、眠れないんです。

私に取って、寝ると言う事は大変な仕事なんです。
主人は、何時もお酒飲んではゴウーゴウーと、イビキなんですが。
その、イビキも私に取っては、大変な騒音なんです。
何時しか、布団も部屋も別になりました。

あれはもう20年以上前になるかしら?
心の病気を患ったのは、
その時出されたのは、安定剤と眠剤。
初めて飲んだ時は、時間を忘れて寝た様に思います。
心が、元気になるにはもう少し時間が入りましたが・・
勿論、薬など飲まない方が良いに決まってると思いますが、
今は、少し寝る前には頂いています。

布団に入る前は、眠いんですが、
布団に入ると、頭が勝手に動き出す。
あれは、良かったかな?
ああ、あの人にああ言ったけどもう少し、こう言えば良かったかな?
そう、そう、明日の朝のパンあったかな?
ああ明日、買い物行かなきゃとか、ああ、お風呂掃除良かったかな?
もう、私に勝手に頭が動き出す。
良く、何にも考えて無い様に思われるんだけど、
こんな時、私だって結構気にしてるのよねと思う。

右に寝返り打って、はあぁ~。
左に寝返り打って、フゥぁ~。
寝返り打つ度、シーツの音が気になる。
動く度に、枕カバーの音が気になる。
1時間経ち、2時間格闘の末。
布団から出る。

台所に行きゴソゴソと物色。
キューィフルーツ発見。
何だかキューィフルーツ一人で寂しそうに見える。
皮を剥いてあげると、ニコニコに見える。
パクッと食べる。
うん美味しい。
ふと見ると、棚の中のポテトチップと目が合う。
夜中に、こんにちわ。
ちょっとだけと、袋を開ける。
1枚、2枚、う~ん、美味しいコーヒーでもとマグカップを出す。
あのね~と、ポテトチップ相手に、話し出す。
うん、うん、話しながら手は止まらない。
ここまで来ると、もはや、おかしいレベルかもと思う。
気付くと、ポテトチップが無い!
あれ?
誰が、食べたんじゃい。
お前やんか!
その時、我に返る。

窓の外は、暗い夜が白みかけている。
こんな時、思う事がある。
人には、優しくしてあげよう。
口には出さないが、いっぱい悩みを抱えてるかも。
人知れず、我慢している人がいるかも知れない。
永い夜。
泣きながら過ごしている人がいるかも知れない。

だからと言って。
自分に出来る事など知れているだろう。
それでも、泣いて生きるのは辞めよう。
ひまわりの様に、生きよう。
そう思い。
もう少し寝ようと、布団の中に戻るのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?