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月経痛に効く香辛料はどれか調べてみました~常備したいスパイス3種~

月経痛の改善として、栄養学的な観点で「○○を食べましょう」「○○は避けましょう」という話を聞く機会は多いです。今回のnoteもそれに近い題材で、「香辛料」についてピックアップしてみたいなと思います、自炊が好きな人、香辛料にこだわりがある人はもちろん、あまり香辛料に関心がないという人も、これを機にここで紹介する香辛料を手に取ってみてください。

月経痛に効能を発揮すると言われている3つの香辛料

一般的に、月経痛に効果があると言われている香辛料として、次の3つがよく知られています。

①ショウガ(ジンジャー)

ショウガは生理痛に限らず、健康食ではよく出てくる香辛料のひとつですね。ショウガは、インスリン分泌ならびに糖代謝の改善に関わる活性化合物が含まれているとされていて、糖尿病予防に効果があると注目されています。そのほか、抗炎症作用や胃腸の吸収促進、コレステロール・血糖値低下と様々な効果があるんだとか。

生理痛に関して言うと、ショウガの持つ鎮痛作用は、特に月経痛(生理痛)に対して効果を発揮するという研究もあります。ジンジャーティーを飲むことで、生理中の吐き気の改善にもつながるそうです。同様に、妊娠中のつわりを緩和する効果も期待されています。

ただし、生理痛の薬(イブプロフェンなど)を常用する人の場合、ショウガによる効果が実感できないことも多いそうです。この点は、飲み合わせなどを意識する必要があるかもしれませんね。

②クミン

クミンと言えば、言わずと知れたカレーパウターの主原料である、エジプト原産のスパイスです。特にインド料理では、香りを引き立たせるためにクミンをよく使っているのだとか。現在ではイラン、ヨーロッパ、南アジアで栽培されています。

そのエスニックな香りは、カレー以外の料理でも用途がありますが、クミンの抽出物は消化酵素を活性化する効果があります。また、胆汁の分泌を促進することで、脂質代謝にも貢献すると言われています。

そのほかにも、免疫力アップ(クミンに含まれるビタミンAによる作用)、抗酸化作用(クミンにはフラボノイド、ビタミンEなど抗酸化作用のある成分が多く含まれている)、リラックス効果(香り成分「リモネン」によるもの)など、期待できる効果が非常に多いです。

そんなクミンですが、生理不順の改善や生理中の腹痛、胃痛、関節痛緩和にも効果があると言われています。

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