見出し画像

硝酸塩が女性の身体に与える2つの影響。適切な摂取量を保つ方法

野菜は言わずとしれた「微量栄養素」の宝庫ですが、その中で近年注目を集めているのが「硝酸塩」です。なんだか物騒な漢字が並びますが、簡単に言えば「塩の一種」です。この硝酸塩、過剰摂取による健康問題もある一方で、女性の健康に深い関係があるとされています。今回は硝酸塩がどんな塩なのかと、女性の体に与える影響と適切な摂取方法を解説します。

硝酸塩の健康効果

硝酸塩は、「1個の窒素原子と3個の酸素原子からなる硝酸イオンを持つ塩」で、無色・無味で水に非常に溶けやすいという性質を持ちます。普段は聞きなじみのない言葉ですが、硝酸塩は野菜や果物などの植物、特にほうれん草やセロリなどの葉菜類に多く含まれています。

硝酸塩は食品添加物としても利用されており、保存料や色素として利用されているソーセージやハムなどの加工肉製品、ピクルス、チーズなどにも見られます。

硝酸塩の健康効果健康リスク

野菜に含まれる硝酸塩は、体内で一部が亜硝酸塩に変化し、血流改善や血圧調整の効果があります。一方、硝酸塩の摂取量が多いと、硝酸塩が生成する亜硝酸塩が体内で肉などのタンパク質と結びつき、発がん性物質であるニトロソアミンを生成する可能性があります。

この点から、硝酸塩は「毒にも薬にもなる」という性質が色濃い物質です。日々の食事では、いかにして硝酸塩を適切な量摂取するかが重要でしょう。

硝酸塩が女性の健康に与える影響

硝酸塩の健康効果は長年研究が進められています。その中で、特に女性に関しては次のような健康効果が報告されています。

硝酸塩の摂取で筋力がアップする

ここから先は

1,907字
このマガジンは月に3~4記事、女性の体の特徴を把握したトレーニング方法などについて発信します。

Woman Special Magazine

¥1,980 / 月 初月無料

女性特有の身体の特徴や妊娠出産に関する情報、ホルモンバランスと自律神経などのお話とトレーニングなどの観点を絡めて解説します。 男性と女性は…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?