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砂糖(作用と健康被害)

砂糖とは、甘みを持つ調味料(甘味料)です。一般的に「砂糖」として販売されているものは、サトウキビおよびテンサイの中に蓄えられたショ糖を取り出して結晶化したものとされており、成分もほぼ100%がショ糖(スクロース)です。

ちなみに、甘味料の成分としては次のものが挙げられます。

・単糖類(ブドウ糖、果糖、ガラクトースなど)
・少糖類(二糖類、オリゴ糖、デキストリンなど)
・多糖類(でんぷん)
・糖アルコール(エリスリトール、キシリトール、マルチトールなど)
・合成甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースなど)

白砂糖の過剰摂取の問題点

砂糖に含まれる糖分は、ブドウ糖に分解されて体内に消化・吸収されます。しかし白砂糖の過剰摂取は、健康への悪影響が多く報告されています。

血糖値上昇

白砂糖は血中へ非常に早く取り込まれ、血糖値も急上昇するので、インスリンの過剰分泌に伴う低血糖を引き起こしやすいです。

低血糖が持続すると、血糖値上昇のアドレナリンが過剰分泌され、思考力・集中力の低下、短気などを引き起こします。

アドレナリンが体内で分解されると、アドレノクロムという物質が生成されます。アドレノクロムは麻薬「メスカリン」の薬効成分と同じとされ、依存性も高いので危険です。

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