「東京は冷たいって本当？」

東京は冷たい。 よく聞く言葉。耳にタコができるくらいよく聞く。 東京出身の僕はいつも違和感を感じる。 というか、 東京出身とか関係なく違和感を感じる。 なぜなら僕は優しいからだ。 どこに行っても誰と会っても「あなたは優しい人だね」とよく言われる。 そう、僕は優しさの権化なのである。 僕と比べてバファリンなんて優しさ成分が50%しか無いのだからきっと余裕で勝てるだろう。 だって、 先日も自転車の後輪にロングスカートを巻き込んでしまっていたおばさまがいて、スカートが傷付

メモ、8月20日

電車に揺られ新宿へ向かっている。 もうアラフォーだがよく20代と思われる。 流石に20代前半ではないが30手前に見られる。 僕は実は若さよりも貫禄がほしい。 無いものねだりだ。 note、気合い入りすぎて、 一気に更新できなくなった一週間。 なんか周りの目を気にして演じ始めた自分に嫌気がさしたのだ。 これは、 僕のノートブック。 誰にも見られたくないノートブック。 そうマインドセット変えて、ただ今思ったことを記せば良いということにしたら気が楽になった。 で、

あれ？きっと部屋に鈴虫がいる。鳴き声が心地よい。 さっきまでネトフリで「ボクらを作った映画たち」バック・トゥ・ザ・フューチャー篇を観ていた。 「未来は誰にもわからない」 とても勇気をもらった。

酔っ払って書く日記（消すかも）

酔っ払って文章を書くという行為ほど、恥をかくものはない。 それがわかっていながら、 今日はあまりにも抱えきれない思いがあるから、今、noteに書いてしまっている。 僕はいつもマイノリティな選択をしてしまう。 別に卑屈になったり天邪鬼になってそっちを選んでいるのではなくて。 どっちを選んでも良いよ。自由だよ。そう言われたからただ純粋に選んでいるだけ。 最初は「うん、もちろん、そっちを選んでも良いよ」という反応を受ける。が、時間が経つにつれて「でも、もう一回考えてみたら？

「不眠症の男の夜」#眠れない夜に

午前3時。真っ暗な室内に男の小さなため息がこだました。 かれこれ1年半以上不眠症のような状態が続いている。不眠症にも色々あるが、男の場合は中途覚醒というもので、大体毎日2〜3時間で目が覚めてしまうというものだ。周囲にはなかなかその辛さを理解されなかった。なにせ寝つきは良いのだから。 これまで色んな方法で改善を計ったが、どれも兆しは見せるものの長続きはしなかった。アロマリラックス法、眠くなるまでベッドに行かない、ネトフリの睡眠エクササイズ、昼夜ヘトヘトになるまで運動する、心

ボーイミーツガール #2000字のドラマ

2021年、夏。 買ってもらったばかりのスマホでTikTokを始めたリュウマ（17）とカイシン（17）。 2人が大好きなtiktokerミヨヨンにどっちが先に会えるかという無謀な競争の夏が始まる。 2人は授業で習ったヒップホップダンスを活かし、トレンドのダンスをアップするが、中途半端なダンスはTikTok上では即座に埋もれ、父が買ってくれた望遠鏡で新しい惑星を見つけるより発見が困難であった。 目標はバズることじゃないミヨヨンに会うことだ。2人は凹みそうな心を励まし合い、ミヨ