瀬戸を渡る鉄道の浪漫

私は現在鉄道車両の駆動部分のメインである、モータの設計の担当をしています。
全国にいる鉄道ファンからすれば、走る性能にダイレクトにかかわるこの仕事はうらやましくなるかもしれません。
しかし、私の出身はしまなみ海道の一つの島であり、島にはもちろん鉄道など必要ないため、鉄道に思い入れがあるかと問われれば、少し困ってしまいます。
そんな、鉄道とは縁のない生活を送ってきた幼少期の私にとって、電車とは広い陸地を走るもので、海を渡ることなど想像すらしていませんでした。
そんな想像してすらいなかった海を渡る線路について、今回は紹介したいと思います。


瀬戸大橋で繋ぐマリンライナー

画像1

最初の画像でネタバレをしていますが、海を渡る線路の正体は「瀬戸大橋」という、本州岡山県と四国香川県を結ぶ橋なのです。
というか、普通に考えて橋以外にあり得ませんので、ネタバレにもなっていませんでしたかね(笑)
ですが、そもそも鉄道は地盤がしっかりした場所に造ることが普通ですので、瀬戸内海のような長い距離を支えるほどの橋というのはなかなかすごいものだと思います。

具体的に瀬戸大橋について紹介します。
瀬戸大橋は、上部が自動車道路と下部に鉄道の2段構造になっています。
道路と鉄道の2段構造になっている6つの橋(3つの吊橋と2つの斜張橋、1つのトラス橋)と4つの高架橋をあわせた総延長13.1km(道路鉄道併用部分)は、道路鉄道併用橋ではギネスブックにも載る世界最大級の長さなのです。
因みに、6つの長大橋とこれらをつなぐ高架橋を総称して、瀬戸大橋(本州四国連絡橋)と呼ばれています。
なのでそれぞれの橋にもちゃんと名前があります。
本州側から、「下津井瀬戸大橋」「櫃石島橋」「岩黒島橋」「与島橋」「北備讃瀬戸大橋」「南備讃瀬戸大橋」となりますね。

そしてこれら特徴的な橋の下部に走る鉄道。
正式名称は「瀬戸大橋線」と言い、多くの人が利用しているそうです。
そんな瀬戸大橋線の快速列車として鉄道ファンには有名な「マリンライナー」が存在しています。
このマリンライナーですがパノラマグリーン車があり、ゆったりとした空間の中で外の景色を眺めることができます。
この乗車様子を動画で公開している人がいましたのでシェアしますね。
この動画の概要欄に、マリンライナーについて詳しく書かれていますので参考になると思います。
動画の25分30秒のところから瀬戸大橋に入ります。


私自身はしまなみ海道出身と言うこともあり、このルートで本州ー四国間を渡ったことは今までありませんでした。
ですが、鉄道に縁のある身ですしぜひとも利用したいですね。

#瀬戸内海 #岡山県 #香川県 #瀬戸大橋 #瀬戸大橋線 #マリンライナー #鉄道 #四国 #橋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?