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漫画の感想

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昭和生まれの私が読んだ漫画の感想。古いのも多いけれども新しいものもあります。
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#戦争

水木しげる (姑(クーニャン)娘)

水木しげる (姑(クーニャン)娘)

水木しげるの戦記物です。

「姑娘」は人から聞いた話を基に描いたものらしいのだけど、かなり酷い話です。

あとがきで水木先生本人が「やはり、日本人として、そういうことは反省しなければいけないと思う」と、書いているがその通りだと思う。

戦争っていうものは、一般の女性や子供が犠牲になるんですよね。日本だけではなくてどの国もたぶん同じような事を平気でしているのだと思います。反省は日本だけでなく戦争をし

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手塚治虫 (紙の砦)

手塚治虫 (紙の砦)

「紙の砦」(少年キング昭和49年9月30日号掲載)「すきっ腹のブルース」(少年キング昭和50年1月1日号掲載)「ゴッドファーザーのむすこ」(別冊少年ジャンプ昭和48年1月1日号掲載)「四谷怪談」(少年ジャンプ昭和51年4月12日号掲載)「トキワ荘物語」(COM昭和45年9月号掲載)「ガチャポイ一代記」(別冊少年マガジン昭和45年2月号掲載)

この本に載っている作品には全て手塚治虫自身が出ている。

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手塚治虫 (アドルフに告ぐ)

手塚治虫 (アドルフに告ぐ)

もう、名作中の名作!

毎度の事ながら、手塚先生の話の内容、話の組み立て方には脱帽する。
長編になると、よく使われる手法として、一見全然別の話が平行して描かれ、それらが最後に全て合わさるのだが、その合わさった時の「快感」!・・・何度味わっても気持ちがいい。
勿論、この「アドルフに告ぐ」でもその手法が使われている。
ただ、もう新たな快感に出会うことがないのは、非常に哀しい。
手塚さんが亡くなってもう

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松本零士 (宇宙戦艦ヤマト)

松本零士 (宇宙戦艦ヤマト)

(冒険王 1974年11月号~1975年4月号掲載)

<ヤマト>は私の青春だ~~~~!!

・・・と、TVなどでささきいさおが「宇宙戦艦ヤマト」を歌っていると叫びたくなる私です。
ただし、そのセリフを耳にタコが出来るほど聞かされてきた我家の娘たちは、呆れ顔でこう言うのです。
「お母さんの<青春>って一体幾つあるの?」
ま・・・「ルパン三世」も青春だしね・・・。青春がいっぱいあるって楽しいじゃない

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